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2027年末で蛍光ランプの製造・輸出入が禁止されます ― 関係者の皆さまへの重要なお知らせ ― 環境省および経済産業省の方針に基づき、2027年12月31日をもって日本国内における蛍光ランプの製造、輸出入が全面的に禁止されます。これは、「水銀に関する水俣条約（通称：水銀条約）」に基づく措置であり、人体や環境に有害な水銀の使用を段階的に削減・廃止していく国際的な取り組みの一環です。 対象となるのは、以下のような一般的な蛍光ランプです： 直管形蛍光ランプ（Hf蛍光灯、ラピッドスタート形、グロースタータ形など） コンパクト形蛍光ランプ（ツインタイプ、スパイラル型など） 環形蛍光ランプ その他水銀を含む蛍光灯全般 なお、製造・輸出入が禁止されるのみであり、既に設置済みの蛍光ランプの使用が直ちに禁止されるわけではありません。しかし、製品の流通量が今後急速に減少するため、交換用ランプの入手が困難になることが予想されます。そのため、企業・施設管理者・自治体などの関係者の皆さまにおかれましては、早急にLED照明など水銀を含まない代替照明への切り替えを進めていただくことを強く推奨いたします。 また、廃棄時には水銀含有製品として適切に処理する必要があります。一般廃棄物として処理すると環境への重大な影響を及ぼす恐れがあるため、自治体の分別ルールや専門業者による回収を必ずご確認ください。 この規制は、日本国内のみならず多くの国で同様に実施されており、持続可能な社会の構築と国際的な環境保全への貢献を目的としています。ご不明な点がある場合は、環境省または各地方自治体の環境部局、あるいは専門の照明業者にお問い合わせください。 私たち一人ひとりの意識と行動が、地球環境の未来を守る第一歩となります。関係各位におかれましては、早めの対応と周知徹底を何卒よろしくお願い申し上げます。