
電線CV・CVVサイズ一覧|許容電流・外径を徹底解説【設計・施工必読】
電気工事や設備設計において、電線の種類・サイズ選定は安全性とコストの両面に大きく影響します。特に低圧設備で多用されるCVケーブル・CVVケーブルは、動力・幹線・制御回路など幅広い用途で使用されるため、許容電流・外径・施工性を正しく理解することが重要です。 本記事では、 • CV・CVVケーブルの基本構造 • サイズ別「許容電流・外径一覧表」 • 用途別の選定ポイント • 設計・施工時の注意点 を体系的に解説します。
CVケーブルとは?【電力用ケーブルの定番】
CVケーブルは、600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルで、電力用幹線で広く使用されています。
導体:銅
絶縁体:架橋ポリエチレン(XLPE)
シース:ビニル
CVケーブルの特徴
許容電流が高い
耐熱性(90℃)に優れる
幹線・動力回路に最適
屋内外・電線管・ラック敷設に対応
そのため、受変電設備〜分電盤〜動力盤まで、電力幹線の主役として多く利用されます。
CVVケーブルとは?【制御・信号用ケーブル】
CVVケーブルはCVと同じく架橋ポリエチレン絶縁ですが、多心構造が基本で制御回路や信号配線に適しています。
CVVケーブルの特徴
多心(2C~60C以上)
制御盤・計装配線に最適
電圧降下が小さく安定
電力用には不向き(許容電流が小さい)
CVケーブル サイズ別 許容電流・外径一覧表
※周囲温度30℃・3心・管路敷設を基準とした一般的目安
サイズ(sq) | 許容電流(A) | 外径(mm) | 主な用途 |
|---|---|---|---|
2 | 約30 | 約9.5 | 小容量動力 |
3.5 | 約40 | 約10.5 | エアコン電源 |
5.5 | 約55 | 約12.0 | 小型機械 |
8 | 約70 | 約13.5 | 動力回路 |
14 | 約95 | 約16.5 | 動力幹線 |
22 | 約125 | 約19.5 | 分電盤幹線 |
38 | 約170 | 約24.5 | 大容量負荷 |
60 | 約230 | 約29.0 | 幹線主回路 |
100 | 約310 | 約35.0 | 受電設備 |
150 | 約390 | 約41.0 | 大型設備 |
200 | 約460 | 約46.0 | 工場幹線 |
👉 許容電流は敷設条件(管内・ラック・地中)で低下するため注意が必要です。
CVVケーブル サイズ別 許容電流・外径一覧表
※2心・30℃・空中敷設を基準とした目安
サイズ(sq) | 心数 | 許容電流(A) | 外径(mm) | 用途 |
|---|---|---|---|---|
0.75 | 2C | 約7 | 約7.0 | 制御信号 |
1.25 | 2C | 約10 | 約7.8 | 操作回路 |
2 | 2C | 約15 | 約8.8 | 制御電源 |
3.5 | 2C | 約22 | 約10.5 | 小容量動力制御 |
5.5 | 2C | 約30 | 約12.0 | 制御主回路 |
※多心になるほど許容電流は低下します。
CV・CVVケーブルのサイズ選定ポイント
許容電流だけで選ばない
電圧降下
将来増設
周囲温度
収容率
を総合的に判断しましょう。
外径=施工性に直結
電線管サイズ
曲げ半径
端子台・盤内スペース
外径を把握していないと施工不可ややり直しの原因になります。
CVとCVVの使い分け
用途
推奨ケーブル
動力・幹線
CV
制御・信号
CVV
電源兼制御
条件によりCV
設計・施工時の注意点
電線管内では許容電流が20~30%低下
多条敷設時は集合補正係数を考慮
曲げ半径は外径の6~8倍以上確保
盤内は放熱不足に注意
これらを無視すると、発熱・絶縁劣化・トラブルの原因となります。
まとめ|CV・CVVケーブルは「許容電流+外径」で選ぶ
CV・CVVケーブルの選定では、
サイズ(sq)
許容電流
外径
敷設条件
を必ずセットで考え、安全かつ効率的な電気設備設計・施工を心がけましょう。特に近年は省スペース化・盤内高密度化が進んでおり、外径情報の重要性が増しています。正しい知識で最適なケーブル選定を!
小原 一馬
経営企画室














