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電線ケーブル用 通線潤滑剤の種類と選び方|通線作業を安全・効率化する必須資材

電線ケーブル用 通線潤滑剤の種類と選び方|通線作業を安全・効率化する必須資材

26/03/09 10:01

電気工事や通信工事において、電線やケーブルの通線作業は施工全体の品質を左右する重要な工程です。特に電線管内へのケーブル挿入は摩擦抵抗が大きく、無理な力を加えると被覆損傷・断線・施工不良につながる恐れがあります。 こうしたトラブルを防ぐために欠かせないのが通線潤滑剤です。 本記事では、電線ケーブル用通線潤滑剤の種類、特徴、用途別の選び方、使用時の注意点を詳しく解説します。電気工事の作業効率と安全性を向上させたい方は、ぜひ参考にしてください。

通線潤滑剤とは?

通線潤滑剤は、電線・ケーブルと電線管の間の摩擦を低減し、スムーズな通線を実現するための施工補助剤です。施工時のケーブル被覆の保護や作業負担軽減にも効果があります。

主な使用場面

  • 長距離配管の通線作業

  • 曲がり(エルボ)が多い電線管

  • CV・CVTなど太径ケーブル施工

  • PF管・CD管・VE管・金属管への配線

通線潤滑剤を使うメリット

  • 通線抵抗の低減

  • 作業時間の短縮

  • 施工者の負担軽減

  • ケーブル被覆の保護

電線ケーブル用 通線潤滑剤の主な種類

通線潤滑剤は、成分や形状の違いによりいくつかの種類に分かれます。施工条件に応じて適切なタイプを選びましょう。

水性タイプ通線潤滑剤

  • 特徴:

    • 主成分が水で扱いやすい

    • 臭いが少なく屋内作業に最適

    • 乾燥後はベタつきにくい

    • 清掃が容易

  • 主な用途:

    • 住宅・マンションの屋内配線

    • 弱電・通信ケーブルの通線

    • PF管・CD管への挿入

  • 注意点:

    • 低温で凍結のおそれ

    • 長距離配管では追加塗布が必要な場合あり

シリコーン系通線潤滑剤

  • 特徴:

    • 非常に高い潤滑性

    • 耐熱性・耐水性に優れる

    • 金属管内でも安定した性能

  • 主な用途:

    • 厚鋼・薄鋼電線管

    • CV・CVTなど太径電力ケーブル

    • 工場・プラント・大型施設

  • 注意点:

    • 水性タイプに比べ価格が高い

    • 残留シリコーンを嫌う設備では使用制限あり

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ゲルタイプ通線潤滑剤

  • 特徴:

    • 高粘度で流れ落ちにくい

    • 摩擦低減効果が長持ち

    • 長距離・多曲がり配管に最適

  • 主な用途:

    • 立ち上がり・立下り配管

    • 太径ケーブルの集中配線

    • 屋外や過酷な条件

  • 注意点:

    • 塗布量が多いと後処理が大変

    • 施工後の清掃に配慮が必要

スプレータイプ通線潤滑剤

  • 特徴:

    • 簡単・手軽に使用可能

    • ピンポイントで塗布できる

    • 持ち運びしやすい

  • 主な用途:

    • 短距離作業

    • 引き込み口や曲がり部の補助

    • 改修・メンテナンス作業

  • 注意点:

    • 大量使用には不向き

    • 十分な換気が必要

通線潤滑剤の選び方

  • ケーブルの種類・太さ: 太径ケーブル(CV・CVT)にはシリコーン系やゲルタイプがおすすめ

  • 電線管の種類:

    • PF管・CD管:水性タイプ

    • 金属管:シリコーン系・ゲルタイプ

  • 配管条件:

    • 曲がりが多い・長距離:ゲルタイプ

    • 短距離・軽作業:スプレータイプ

  • 作業環境: 屋内は低臭・低刺激の水性がおすすめ

使用時の注意点

  • 必要以上に大量使用しない

  • 電線接続部・端末部には付着させない

  • メーカー指定の使用方法を厳守

  • 火気や高温環境を避けて保管

端子部への付着は、接触不良や絶縁性能低下の原因になるため特に注意しましょう。

まとめ:高品質施工を支える重要資材

通線潤滑剤は安全で確実な電線施工を支える重要な資材です。適切なタイプを選び正しく使用することで、

  • 通線作業の効率向上

  • 施工トラブルの防止

  • ケーブル被覆の保護と長寿命化

を実現できます。工事の品質向上のためにも、施工条件に合った通線潤滑剤を活用しましょう。

Profile picture of 小原 一馬
小原 一馬
経営企画室

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