
VVFケーブルとは?特徴・用途・サイズ選びまで徹底解説
住宅や小規模建築物の電気配線で最も多く使用されている電線が「VVFケーブル」です。コンセントや照明、スイッチ回路など、私たちの生活に欠かせない電気設備を支える重要な配線材料であり、第二種電気工事士の技能試験でも必須の知識となっています。本記事では、VVFケーブルの基礎知識から種類、サイズ選定、施工時の注意点まで詳しく解説します。
VVFケーブルの基本構造
VVFケーブル(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)は、主に屋内配線用として使用される配線材料です。内部には2心または3心の単線(銅線)がビニル絶縁体に覆われ、さらに全体をビニルシースで保護しています。
主な構造の特徴
単線構造で被覆剥きが容易
平形設計により壁内・天井内配線に最適
屋内専用(屋外露出不可)
VVFケーブルの主な用途
一般住宅の屋内配線
コンセント回路
照明回路
スイッチ回路
小規模店舗・事務所の低圧配線
特に木造住宅では、配線の大半がVVFケーブルで構成されることがあります。
VVFケーブルの種類(心線数)
2心(2C)
照明回路
コンセント回路
単相100V回路
3心(3C)
100V/200V兼用回路
三路・四路スイッチ回路
接地線(アース)付き回路
3心タイプは黒・白・赤(または緑)などで色分けされ、誤結線防止に役立ちます。
サイズと許容電流
サイズ選定は、安全性や法令遵守のうえで重要です。
公称断面積 | 主な用途 | 許容電流の目安 |
|---|---|---|
1.6mm | 照明回路 | 約18A |
2.0mm | コンセント回路 | 約23A |
2.6mm | 高負荷回路 | 約27A |
※施工条件や周囲温度によって許容電流は変動します

F・VVR・VAケーブルの違い
VVF:平形、屋内配線向き
VVR:丸形、分電盤周りや立ち上げ配線向き
VAケーブル:VVFの通称(業界用語)
現場では「VA」と呼ばれることが多いですが、正式名称はVVFケーブルです。
施工時の注意点
曲げ半径に注意:単線のため、無理な折り曲げは断線を招きます。
屋外使用不可:ビニルシースは耐候性が低く、直射日光や雨水で劣化します。
支持間隔の遵守:天井裏や壁内でも、規定の支持間隔を守りましょう。
第二種電気工事士試験とVVFケーブル
技能試験では必ずVVFケーブルを使用します。被覆剥きや芯線処理、結線作業の精度が合否に直結するため、十分な事前練習が必要です。
まとめ|VVFケーブルは屋内配線の基本
VVFケーブルは、日本の住宅や建物における標準的な屋内用配線材料です。用途やサイズ、施工ルールを正しく理解すれば、安全で長寿命な電気設備を実現できます。これから電気工事を学ぶ方や改修を考えている方は、VVFケーブルの知識を身につけておきましょう。
小原 一馬
経営企画室












