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電線CVTケーブルの許容電流と外径を徹底解説|サイズ選定で失敗しない実務ガイド

電線CVTケーブルの許容電流と外径を徹底解説|サイズ選定で失敗しない実務ガイド

26/03/09 09:54

電気工事や設備設計において、CVTケーブルの許容電流と外径の把握は安全性・施工性・コストのすべてに直結します。特に幹線や動力回路で使用されるCVTケーブルは、誤ったサイズ選定が発熱・電圧降下・施工不良につながるため、正確な知識が不可欠です。 本記事では、CVTケーブルの基礎から、許容電流の目安、外径一覧表、選定時の注意点まで、現場目線で詳しく解説します。

CVTケーブルとは?

CVTケーブルは、架橋ポリエチレン絶縁(XLPE)ビニルシースを採用した600V級の電力ケーブルです。主に三相回路用に使われ、次のような特徴を持ちます。

  • 耐熱性が高く、許容電流が大きい

  • CVケーブルを撚り合わせた構造で施工性が良い

  • 屋内・屋外・電気室・盤間配線など幅広く利用可能

特に、電動機回路や幹線設備において定番の電線です。

CVTケーブルの許容電流とは?

許容電流とは、ケーブルが連続使用できる最大電流値を指します。これを超過すると絶縁劣化や火災リスクが高まるため、設計上の確認が重要です。

許容電流は以下の条件によって変動します:

  • 導体サイズ(sq)

  • 周囲温度

  • 敷設方法(空中・管内・ダクト内)

  • 条数・集合敷設の有無

基準値(空中敷設・周囲温度30℃想定)一覧表

サイズ(sq)

許容電流(A)

外径(mm)

8sq ×3C

約50A

約14

14sq ×3C

約75A

約17

22sq ×3C

約100A

約20

38sq ×3C

約140A

約24

60sq ×3C

約180A

約28

100sq ×3C

約230A

約34

150sq ×3C

約285A

約40

200sq ×3C

約330A

約45

250sq ×3C

約380A

約50

※上記数値は一般的な設計目安です。実際の設計時はメーカー技術資料や日本産業規格をご確認ください。

CVTケーブルの外径が重要な理由

外径が大きくなると、設置上の制約が増えます。外径確認不足による主なトラブル:

  • 電線管に収まらない

  • 曲げ半径不足で被覆損傷

  • 盤内や端子台に接続できない

  • ダクト・ラックの容量超過

曲げ半径の目安:
外径 × 6倍以上

例:外径40mm → 最小曲げ半径 約240mm

許容電流選定時の注意点

  1. 温度補正を必ず行う
    周囲温度が30℃を超える場合は許容電流が低下します。特に機械室・屋上・天井内で注意。

  2. 集合敷設の低減率を考慮
    複数回路の並行敷設では熱がこもりやすく、過熱リスク増大。

  3. 電圧降下の確認も行う
    長距離配線では、始動不良を防ぐため電圧降下の計算が必須。

CVTケーブルの主な用途

  • 動力盤 〜 機械設備間配線

  • ビル・工場の幹線回路

  • エレベーター・空調設備

  • 高負荷三相回路

容量不足となる場面で、IV線やVVF線に代わってCVTケーブルが選定されます。

まとめ|CVTケーブル選定のポイント

CVTケーブルを選定する際は「許容電流」と「外径」の両方を必ず確認し、
敷設条件・温度条件・関連設備との整合性を確かめることが安全性・施工性・コストの最適化につながります。

  • 許容電流と外径の両立を確認

  • 設置環境や温度条件を事前に考慮

  • 電線管・ラック・盤内寸法との整合性を確認

正しい知識を持ち、設計・積算・施工に活かしましょう。

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小原 一馬
経営企画室

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