
キュービクルの設置場所は地下・1F・屋上どこが良い?
キュービクル設置場所4タイプの災害リスク(地震・水害)と特徴比較: 地下室:デッドスペースを活用できるが、豪雨時の水没・全停電リスクが絶大。 1階室内:搬入や維持管理が容易。浸水深に応じた止水対策が必須。 1階屋外:設置・更新コストが最安。かさ上げ工事や風雨・塩害対策が重要。 屋上:水害に圧倒的に強くBCP対策に最適だが、上層階特有の地震の揺れ対策と搬入コストが必要。 ハザードマップで浸水リスクを確認し、用途・構造に合う場所選定が必要です。 フリーダイヤル:0120-855-086 (まずはお気軽にご連絡・ご相談ください!)
キュービクルの設置場所は地下・1F・屋上どこが良い?
ビルやマンション、商業施設などの高圧受電設備として不可欠な「キュービクル(高圧受電設備)」は、電力会社から送られる6,600Vの高圧電力を施設内で使える100Vや200Vの電圧に落とす非常に重要な設備です。施設の新築や改修の際、電気設計担当者やビルオーナーを悩ませる代表的な問題が「キュービクルをどこに設置すべきか」です。
設置場所として主に以下の4つのパターンがあります。
地下室(地下階)
1階 室内
1階 屋外敷地内(屋外設置)
屋上
かつては「機器の重量」「搬入のしやすさ」「デッドスペースの有効活用」などが優先されていましたが、最近は「豪雨(水害)」「大地震」といった自然災害リスクを踏まえ、設置基準が大きく変化しています。ここでは各設置パターンを災害リスクやコスト・メンテナンス性を含めて徹底比較し、最適な選び方を解説します。

1. 災害リスクの観点から見る「地震」と「水害」の影響
日本の二大自然災害「地震」と「水害(豪雨・氾濫)」がキュービクルへ与える影響を整理します。
【地震リスク】主な被害原因と影響
本体の転倒・転倒に伴う配線切断
アンカーボルトの破断
受電用ケーブル(高圧ケーブル)の引っ張り破断
配管破損による漏水被害(地下や屋内)
復旧には再据付や配線引き直し、最悪は機器全体の交換も必要となり、数日〜数週間の停電が発生します。
【水害リスク】主な被害原因と影響
電気系統のショート・感電リスク
トランスや遮断器の完全故障
絶縁油の漏洩・汚染(油入トランスの場合)
汚泥・砂の混入で長期清掃・交換が必要
キュービクルの水没はほぼ全交換が必要です。高圧機器は受注生産品も多いため、納品まで数ヶ月、その間ビル全体の休業が発生するリスクも。
2. キュービクル設置場所4パターンの徹底比較
① 地下室への設置
水害耐性:★☆☆☆☆(非常に危険)
地下は浸水で一瞬にして冠水・水没の危険あり、排水困難。地震耐性:★★★★☆(比較的安定)
建物の揺れ(応答加速度)は小さく、耐震固定が強固であれば直接被害を抑えやすい。
メリット
1階や地上部のスペース確保可能
直射日光・風雨の影響少なく外箱劣化しにくい
トランス音が外部に漏れにくい
デメリット・注意点
水害リスクが圧倒的
搬入出が困難、更新費用や工数が大きい
停電時は排水ポンプ停止=冠水リスク
② 1階室内への設置
水害耐性:★★☆☆☆~★★★☆☆(要浸水対策)
河川氾濫や路上冠水被害を受けやすいが、止水板や水密扉などハード対策が施しやすい。地震耐性:★★★★☆(安定)
基礎に近いため揺れが小さく、アンカー固定で耐震性が高い。
メリット
雨風から守れ、機器耐久性△
メンテナンス・更新時搬入◎
防犯上安全
デメリット・注意点
貴重な1階スペース消費
水害ハザードの事前確認、かさ上げ必須
③ 1階屋外敷地内への設置
水害耐性:★★☆☆☆(要かさ上げ)
路面冠水・浸水を直接受けるが、架台設置で対策しやすい。地震耐性:★★★★☆(良好)
地盤にコンクリ基礎&アンカーボルト固定で倒壊リスク低い。
メリット
建物内スペース圧迫なし
設置・更新コスト最安
点検・緊急対応しやすい
デメリット・注意点
雨風・直射日光で劣化早い
冠水対策必須
いたずら・接触リスクあり、フェンスや施錠が必要
④ 屋上への設置
水害耐性:★★★★★(最強)
津波・極端な洪水以外、水害への最強スペース。地震耐性:★★☆☆☆(増幅揺れに注意)
上層階は地震時の揺れが増大。耐震計算+補強施工必須。
メリット
水害リスクほぼなし
下層の有効スペースを潰さない
通風良好、夏の熱こもり少なめ
デメリット・注意点
地震増幅対策が必須
設置・更新時の揚重コスト増
屋上耐荷重・防水層対策も必要
3. 【比較まとめ】4つの設置場所の特性一覧
項目 | ① 地下室 | ② 1階室内 | ③ 1階屋外敷地 | ④ 屋上 |
|---|---|---|---|---|
水害耐性(豪雨・氾濫) | ✕(極めて危険) | △(要浸水対策) | △(要かさ上げ) | ◎(ほぼ影響なし) |
地震耐性(揺れの影響) | ○(揺れは比較的小) | ◎(基礎に近く安定) | ◎(基礎に近く安定) | △(上層階の揺れ大) |
建築スペースの有効性 | ◎(デッドスペース利用) | ✕(貴重な1階を消費) | ○(敷地内に余裕があれば) | ◎(有効活用が可能) |
設置・更新費用(コスト) | △(搬入困難で高め) | ○(施工しやすい) | ◎(最もリーズナブル) | ✕(クレーン搬入等で高価) |
メンテナンス性 | ○(天候の影響なし) | ◎(天候不問・アクセス良) | ○(アクセス良好) | △(天候に左右・揚重必要) |
4. 水害・地震リスクから考える最適な設置場所の選び方
単なるコスト・スペース効率だけではなく、ハザードマップに基づく選定が不可欠です。
浸水想定区域の場合
推奨:④ 屋上 または ② 1階室内(かさ上げ+止水対策)
地下設置は避け、防止策必須。
浸水リスクが極めて低い地域
推奨:③ 1階屋外 または ② 1階室内
コスト・メンテナンス性から1階設置が優秀。
都市部の狭小地でスペースが無い場合
推奨:④ 屋上
初期費用・吊り上げコストより水没回避を優先。
5. まとめ:適切な設置場所選定と定期メンテナンスが建物を守る
キュービクルの設置場所は一度決めてしまうと移設が極めて困難で、数千万円単位のコストが発生します。
水害に強い「屋上」
バランス重視の「1階」
スペース効率は高いが水害リスク絶大な「地下」
それぞれの特性を理解し、リスクや将来コスト、事業継続(BCP)も考慮して最適な場所を決定することが大切です。
また、設置後も定期的な保安点検・耐震チェック・防水パッキンの確認など維持管理を怠らないようにしましょう。

【ご相談・お問い合わせ窓口】
専門資格保持スタッフが丁寧に対応します!
1級電気工事施工管理技士(男性スタッフ 2名)
2種電気工事士 勉強中(女性スタッフ 1名)
専門的なご相談から導入コスト試算・紹介制度まで、まずはお気軽にお電話ください。
フリーダイヤル:0120-855-086 (まずはお気軽にご連絡・ご相談ください!)
よくある質問
この商品について質問がありますか?コミュニティや専門家に質問してください。












