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将来の更新コストまで見据えた「賢い配置」の鉄則

将来の更新コストまで見据えた「賢い配置」の鉄則

26/02/03 15:56

キュービクルの設置場所は「地上・室内・屋上」の3点ですが、選定には将来を見据えた戦略が必要です。 まず、受電点(PAS/UGS等)の近くに設置し、高圧ケーブルを短くしてトラブルを防ぐのが鉄則。また、20〜30年後の更新時を見据え、レッカー車が横付けできるか、重量運搬の動線があるかを必ず確認してください。搬入の難易度は作業費用に直結します。 最適な配置や更新のご相談は、プロの視点でアドバイスいたします。 小川電機株式会社 担当:前田(1級施工管理技士) 0120-855-086(平日9-17時) 現場の図面や写真から、具体的な配置診断を行うことも可能です。ぜひ一度ご相談ください。

【完全版】キュービクル設置場所の選定ガイド:将来の更新コストまで見据えた「賢い配置」の鉄則

事業所や工場の電気インフラの要である「キュービクル(高圧受電設備)」。その設置場所を検討する際、単に「空いているスペースがあるから」という理由だけで決めてはいませんか?

実は、設置場所の選定は、導入時のイニシャルコストだけでなく、20年〜30年後の更新費用、日々のメンテナンス性、そして電気事故のリスクにまで直結する極めて重要なプロセスです。

本コラムでは、1級電気施工管理技士の視点から、キュービクル設置における「3つの主要場所」のメリット・デメリット、そして絶対に外せない「設置の鉄則」を徹底解説します。

1. キュービクル設置場所の3大パターンと特徴

キュービクルの設置場所は、大きく分けて「地上平地」「建物内」「屋上」の3つです。それぞれの特性を理解し、建物の構造や用途に最適な場所を選定する必要があります。

① 地上平地への設置

屋外の敷地内に基礎を打ち、設置する最も一般的な方法です。

  • メリット:

    • 搬入・搬出が容易: ユニック車やレッカー車が直接横付けできる場合、工事費を大幅に抑えられます。

    • 放熱効率が良い: 周囲に空間があるため、トランス(変圧器)から発生する熱がこもりにくく、機器の寿命に寄与します。

    • 増設がスムーズ: 将来、設備の負荷が増えてキュービクルを増設する場合、スペースさえあれば比較的容易に対応可能です。

  • 注意点:

    • 塩害・積雪対策: 海に近い地域では塩害仕様、寒冷地では積雪対策(架台を高くするなど)が必須です。

    • 防護柵の設置: 関係者以外が立ち入らないよう、フェンスや施錠などのセキュリティ対策が義務付けられています。

② 建物内(電気室)への設置

ビルの地下や1階の一部を「電気室」として区画し、その中に設置する方法です。

  • メリット:

    • 環境劣化を防げる: 雨風や直射日光、塩害から遮断されるため、筐体の腐食を抑え、長期的に安定した稼働が期待できます。

    • 防犯性の向上: 建物内部にあるため、いたずらや盗難のリスクを最小限に抑えられます。

  • 注意点:

    • 搬入経路の確保: 更新時に機器をどう運び出すかが最大の課題です。搬入口(ドライエリア等)や廊下の幅、床荷重を計算しておく必要があります。

    • 換気設備の重要性: トランスは稼働中に熱を発します。強制換気システムが不十分だと室温が上昇し、機器の故障や保護継電器の誤作動を招きます。

③ 屋上への設置

敷地面積が限られた都市部のビルや、浸水被害を避けたい施設で採用されます。

  • メリット:

    • スペースの有効活用: 地上の貴重な駐車場スペースや緑地を潰さずに済みます。

    • 水害対策: 近年増加しているゲリラ豪雨や洪水時でも、受電設備が水没するリスクを回避できます。

  • 注意点:

    • 揚重コスト: 設置・更新時に大型のクレーン車が必要となります。道路占有許可や警備員の配置など、付帯費用が高額になりがちです。

    • 防水・耐震補強: 建物の構造計算において、数トンに及ぶキュービクルの重量に耐えられる設計が必要です。

2. 専門家が教える「失敗しない設置」の鉄則

設置場所を検討する上で、絶対に無視してはいけない2つの技術的ポイントがあります。これをおろそかにすると、将来的に数百万円単位の損失が出る可能性があります。

鉄則(1):引込口からの距離を最短にする

電力会社の電柱(引込地点)からキュービクルまでの距離は、可能な限り短く設計すべきです。

受電点には通常、**PAS(柱上気中負荷開閉器)や、地中引込の場合はUGS(地中線用負荷開閉器)**を設置します。ここからキュービクルまでの「高圧ケーブル」は、いわば施設のメインラインです。

  • ケーブルトラブルの回避: 高圧ケーブルが長くなればなるほど、地中埋設部や配管内での劣化・損傷リスクが高まります。万が一、このケーブルで地絡(漏電)事故が起きると、施設全体が停電するだけでなく、近隣一帯を巻き込む「波及事故」に発展する恐れがあります。

  • 電圧降下の抑制: 距離が長ければ電圧降下が発生し、電気の品質に影響を与える可能性があります。

鉄則(2):20年後の「更新」をイメージする

キュービクルの耐用年数は一般的に20年〜30年と言われています。設置時に最も重要なのは、**「いつか必ず来る交換時期に、スムーズに作業ができるか」**という視点です。

  • レッカー車の作業スペース: キュービクルは非常に重い設備です。クレーン(レッカー)がアウトリガー(足を伸ばして車体を固定する装置)をしっかり出せるスペースがあるか。上空に電線などの障害物はないか。これだけで工事費の桁が変わります。

  • 重量運搬の動線: クレーンが届かない場所(建物の中奥など)に設置した場合、「横引き」と呼ばれる特殊な搬送作業が必要になります。鉄板を敷き、ローラーを使って人力やチルホールで少しずつ動かす作業は、多大な人件費と時間を要します。

3. 設置場所によるメンテナンス性と法的遵守

消防法や電気事業法に基づき、キュービクルの周囲には一定の「保守距離」を確保することが義務付けられています。

  • 点検スペースの確保: 正面は60cm以上、背面や側面も点検扉がある場合は規定の距離を離さなければなりません。狭すぎる場所に設置してしまうと、毎月の月次点検や毎年の年次点検(全停電点検)において、作業員が安全に点検できず、不備を見逃す原因にもなります。

  • 放熱と周囲の環境: キュービクルの周囲にゴミや資材を放置してはいけません。特に換気口を塞ぐような形での設置や保管は、内部温度の上昇を招き、コンデンサなどの電子部品の寿命を著しく縮めます。

4. 施工業者選びで変わる「将来の安心」

キュービクルの設置場所選定には、電気工事の知識だけでなく、土木(基礎)、建築構造、そして将来のメンテナンスコストを算出する「総合的な判断力」が求められます。

安さだけで設置場所を決めてしまうと、将来の更新時に「重機が入らないから建物の一部を壊さなければならない」「クレーンが届かず、手作業で解体・搬出が必要で工事費が3倍になった」という悲劇が実際に起こっています。

5. まとめ:最適な設置場所のチェックリスト

最後に、検討時にチェックすべき項目をまとめました。

  1. [ ] 受電点(PAS/UGS)から最短距離にあるか?

  2. [ ] 大型車両(レッカー等)が横付けできるか?

  3. [ ] 将来の増設・更新時に重機が使える動線があるか?

  4. [ ] 浸水リスクや塩害対策は万全か?

  5. [ ] 法定の保守距離は十分に確保されているか?

キュービクルは一度設置すれば数十年寄り添う、施設の「心臓部」です。目先の利便性だけでなく、長期的なライフサイクルコストを考慮した場所選びをお勧めします。


キュービクルの設置・更新・点検に関するお問い合わせ

「今の設置場所で更新できるか不安」「新築時の最適な配置を提案してほしい」など、高圧受電設備に関するお悩みは、経験豊富なプロフェッショナルにご相談ください。

1級電気施工管理技士の資格を持つ担当者が、現場の状況を詳細に確認し、最適なプランをご提案いたします。

小川電機株式会社

担当:前田(1級電気施工管理技士) フリーダイヤル:0120-855-086 受付時間:平日 9:00〜17:00

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前田 恭宏
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