
デンヨー(株) と ニシハツ(株) — 歴史と製品比較
災害や突然の停電に備えるためには、信頼性の高い非常用発電機の導入が重要です。非常用発電機は、万が一の際に生活や事業を止めないための心強い設備といえるでしょう。下記の専門サイトでは、非常用発電機の基礎知識から用途別の選び方、導入費用の目安、具体的な製品比較まで、初めて検討する方にもわかりやすく解説されています。備えとしてだけでなく、事業継続や安全対策の一環として、ぜひ一度チェックしてみてください。
デンヨー(株) と ニシハツ(株) — 歴史と製品比較
前半:両社の成り立ちと企業歩み
1. デンヨー株式会社の歩み — 発電機・溶接機で社会基盤を支える
デンヨー株式会社(Denyo Co., Ltd.)は、戦後まもない 1948年7月に設立されました。創業時の社名は「日本パワー溶接機株式会社」。その名が示す通り、当初は溶接機に特化した製品開発を進めていました。
黎明期:溶接機から発電機へ(1948〜1960年代)
1959年には 高速度エンジン溶接機を開発・量産 し、産業用機械としての基盤を確立します。
1961年には エンジン発電機の製造を開始。屋外や電源のない現場でも活躍する動力源として、デンヨーは発電機市場へ本格参入しました。
1966年には 防音型エンジン発電機の開発 に成功し、都市部やイベント現場でも使える静音・高性能機を提供。
同年、社名を現在の 「デンヨー株式会社」と変更 し、ブランドとしての一体感を高めました。
こうしたエンジン搭載機器の技術蓄積により、デンヨーは 発電機と溶接機の専門メーカーとして根を下ろし、事業を拡大していきます。
拠点拡大と上場、グローバル展開(1970〜2000年代)
1970年代には滋賀・福井など国内拠点の工場を建設し、生産体制を強化。1976年にはインドネシアで現地生産のための合弁会社を設立するなど、海外展開にも着手しました。
1983年には 東京証券取引所の第二部に上場、2000年には 第一部(現・プライム市場)への指定替え を果たすなど、企業基盤も確固たるものとなりました。また、北米・欧州・アジアに複数の子会社・拠点を設け、世界各国に製品を供給しています。
近年の取り組みと技術革新(2010年代〜現在)
2010年代以降は、開発・研修拠点やベトナムの製造・販売会社を設立し、グローバルなサービス体制を強化。近年は 脱炭素・カーボンニュートラル対応機器の開発 にも注力しており、燃料に水素を混ぜた混焼方式発電機の商用化など、新たな技術領域へも挑戦しています。
デンヨーは現在、発電機・溶接機・空気圧縮機などエンジン駆動機器の製造・販売を主力に据え、「屋外における確実で信頼性の高い電力・動力ソリューション」 を提供する企業として国内外で高く評価されています。
2. ニシハツ株式会社の歩み — 防災用発電機に特化した成長
一方、ニシハツ株式会社(Nishihatsu Co., Ltd.) は、1963年10月に 西日本発電機株式会社として設立されました。佐賀県唐津市を拠点とし、地域密着の電源機器メーカーとしてスタートします。
創業期〜成長期(1963〜1990年代)
1963年の設立後、1965年には 溶接用直流発電機を開発・商品化、1967年には東京に営業所を設けて販売網を拡大しました。
1969年に 資本金の増資と施設拡張 を通じて生産拠点を整備。
1990年代には 常用発電装置や防災用発電装置の工場認定取得 など、製品ラインナップの専門性を高めていきました。
デンヨーとの連携と社名変更(2000年代〜現代)
2007年には デンヨー株式会社が全株式を取得し子会社化 されました。これにより、同じ発電機・電源関連事業を柱とするデンヨーグループ内で、より明確に 防災・常用発電装置分野に特化した専門メーカー として位置づけられます。
2018年には社名を 「ニシハツ株式会社」 に改め、ブランドの再構築を進めました。近年では佐賀県唐津市に 新工場を建設し、2024年9月に竣工式を開催(操業は2025年1月予定)。新工場では生産能力を約30%向上させ、防災用発電機の安定供給を図っています。
現在の事業体制
ニシハツはデンヨーの 100%出資子会社 として、主に以下の事業を展開しています:
防災・常用自家発電装置の 製造・販売
各種自動制御盤の製造
製品の 保守・点検・メンテナンス サービス など
2025年3月期の売上高は約108億円、従業員数は200名を超え、デンヨーグループ内での発電機事業の一翼を担っています。
後半:取扱商品・事業の比較
両社はいずれも発電機・電源機器に関わる事業を展開しますが、フォーカスする領域や製品の性格には違いがあります。ここでは商品・サービスを軸に比較しながら、それぞれの強みと特徴を整理します。
1. コア商品:発電機・電源機の比較
デンヨーの製品ラインナップ
デンヨーは以下のようなエンジン駆動型機器を製造・販売する総合電源機器メーカーです:
エンジン発電機 — 建設現場、通信・イベント・災害対応用まで幅広く対応。
エンジン溶接機 — 高速・高効率な動力溶接機として産業・工事現場で使われます。
エアコンプレッサ(空気圧縮機) — 様々な空気動力装置への給気用途に対応。
その他:発電機周辺機器、ライト装置、ウォーターポンプ、特殊機械 なども販売。
デンヨー製品の特徴は、
高い信頼性・耐久性・静音性・環境性能 を併せ持つこと。特に発電機分野ではエンジンの特性と組み合わせた高効率・省燃費・低騒音設計が評価され、業界内で高いシェアを誇っています(国内市場でのシェアは比較的高く評価されているという資料もあります)。
最近では、カーボンニュートラル対応として 水素混焼発電機 や、次世代エネルギー対応モデルの開発・販売も進み、社会インフラの変革にも貢献しています。
ニシハツの製品ラインナップ
ニシハツは主に 防災用途・常用用途に特化した自家発電装置 を製造しています。
その製品群は次のような構成です:
非常用自家発電装置 — 火災や停電時に電力を確保し、生命・財産を守るための装置。
常用発電装置 — 企業・施設の日常的な主電源やバックアップ電源として稼働。
自動制御盤 — 発電機を適切に制御・監視する制御パネル一式。
保守・点検サービス — 安定稼働に必要な点検・保全業務も自社で対応。
このように 「防災・BCP(事業継続計画)対応」 という分野に特化した製品開発を進めている点が、ニシハツの最大の特徴です。
2. ターゲット市場の違い
観点 | デンヨー | ニシハツ |
主力製品 | 発電機・溶接機・空圧機器 | 防災用・常用発電装置 |
市場 | 建設現場、イベント、海外インフラ市場 | 企業・公共施設のバックアップ電源 |
特徴 | 総合電源・産業機器メーカー | 発電機の専門特化・防災分野 |
顧客 | 多様・国際 | 安定電源ニーズ中心 |
デンヨーは幅広い用途での「動力・電源ソリューション」を提供するのに対し、ニシハツは 「安心・安全な電源の継続性」 を重視した防災・常用発電装置市場にフォーカスしています。
3. 技術と品質管理の位置づけ
デンヨーは長年のエンジン技術をベースに、各種機器の エンジン・発電・騒音制御・省燃費設計 技術を体系化。また、現地生産・海外拠点を備えながら、多国・多用途での品質基準を確立しています。
ニシハツは、デンヨーが培った発電機技術の傘下で、防災用機器としての 耐久性・信頼性・法規適合性(消防法対応など) に重きを置いた製品開発を行っています。
まとめ
デンヨー株式会社 は、1948年の創業以来、エンジン駆動機器を基軸にした発電機・溶接機・空圧機器の専門メーカーとして、国内外で事業を展開してきました。上場企業としての成長過程で、海外拠点・生産体制を築き、近年は脱炭素・次世代エネルギー対応にも取り組んでいます。
一方、ニシハツ株式会社 は、1963年に発電機メーカーとしてスタートし、2007年からデンヨーグループの一員として 防災・常用発電装置の専門メーカー として存在感を強めています。防災対応や制御設備など事業継続の要となる電源機器に特化し、信頼性の高い製品を提供しています。
両社は同じ電源・発電機関連事業を手掛けながらも、事業の幅・用途市場・技術フォーカス に明確な違いがあります。その違いを理解することで、用途に応じた製品選択・システム構築の判断材料として活用できるでしょう。
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前田 恭宏
前田です
