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一般家庭で使われているケーブル

一般家庭で使われているケーブル

2026年9月17日

家庭で活躍する配線ケーブル6種の特徴と用途は以下の通りです。 VVFケーブル:壁・天井内の固定配線用。耐候性が高く屋内配線の主力。 LANケーブル:PCやTV用。ノイズに強いねじり構造で高速・安定通信。 同軸ケーブル:アンテナとTV間用。遮蔽構造で映像信号の減衰を防ぐ。 CVTケーブル:屋外からの引き込み線や幹線用。大電流と熱に強い。 キャプタイヤケーブル:電動工具や移動機器用。頑丈で折り曲げに強靭。 小判コード:小型家電の電源用。薄型で柔軟に曲がり扱いやすい。 各種電材は https://denzai-zeus.com/ サイトで購入可能です。

一般家庭で使われているケーブル

日常の暮らしを陰で支える「ケーブル」。普段、壁の中や家具の裏側に隠れていて目にする機会は少ないかもしれませんが、照明を点ける、家電を動かす、テレビを見る、インターネットをつなぐといった日常のあらゆる場面で多種多様なケーブルが活躍しています。

ケーブルにはそれぞれ得意な役割(電気を運ぶ、通信信号を送る、曲げ伸ばしに耐えるなど)があり、用途に合致したものが適材適所で選ばれています。本記事では、一般家庭の屋内外でよく使われている代表的なケーブル6種類をピックアップし、それぞれの特徴、使われている場所、なぜそのケーブルが選ばれるのかという理由までわかりやすく解説します。

主要ケーブルの概要比較

ケーブル種類

主な用途・使用場所

主な特徴・選定理由

DIY・取り扱い

VVFケーブル

壁・天井内の配線、コンセント、スイッチ

絶縁性・耐候性に優れ、単線で固定配線に最適

電気工事士資格が必要

LANケーブル

パソコン、ルーター、スマートTVなどの有線LAN

高速・安定したデータ通信が可能。ノイズに強い

接続・配線ともに資格不要

同軸ケーブル

テレビ(アンテナ〜レコーダー・TV間)

外部ノイズを遮断し、高周波の映像信号を減衰なく伝送

配線・接続ともに資格不要

CVTケーブル

住宅の引き込み線、幹線配線(分電盤周辺)

許容電流が大きく許容温度も高いため、大電力伝送に最適

電気工事士資格が必要

キャプタイヤケーブル

延長コード、電動工具、屋外・移動用機器

柔らかなシースで耐摩耗性・耐衝撃性・柔軟性が抜群

一部加工を除き機器接続は自由

小判コード(VFF)

小型家電の電源コード(扇風機・照明等)

平型で柔軟に曲がり、取り回しが非常に容易

機器付属・延長コードとして利用

1. VVFケーブル(平型ビニルシースケーブル)

住宅の電気工事において「王様」とも言える存在がVVFケーブルです。正式名称は「600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat-type cable)」と呼ばれます。

使われている箇所・製品

  • 壁の内部や天井裏に張り巡らされている「屋内配線」全般

  • 壁に設置されているコンセント裏の配線

  • 照明器具のスイッチや天井のシーリングライトへつながる配線

なぜVVFケーブルが適しているのか?

  1. 耐久性と絶縁性の高さ
    銅線(導体)をビニル絶縁体で包み、さらにその外側を平たいビニル外皮(シース)で保護する二重構造になっています。これにより壁の中や湿気のある場所でも劣化しにくく、高い安全性を維持できます。

  2. 施工性と施工品質の安定
    芯線に太い単線(一本の太い銅線)を使用しているため適度な硬さがあり、壁の中や天井裏を通す「通線作業」がスムーズに行えます。また、平たい形状(小判型)をしているため、ステップルなどの固定器具で柱や壁に平坦に固定しやすい点も大きなメリットです。

※注意:VVFケーブルの壁内施工やコンセントへの接続工事には「電気工事士」の国家資格が必要です。

2. LANケーブル(イーサネットケーブル)

家庭内でのデータ通信を担う主役がLANケーブルです。家庭内のネットワーク機器同士を有線で物理的に接続するために用いられます。

使われている箇所・製品

  • 光回線終端装置(ONU)やモデムとWi-Fiルーターの接続

  • ルーターとデスクトップパソコン、ノートパソコンの接続

  • スマートTV、ネットワーク対応ハードディスク(NAS)、ゲーム機の接続

なぜLANケーブルが適しているのか?

  1. 圧倒的な通信の安定性と速度
    Wi-Fiなどの無線通信は壁などの障害物や電子レンジなどの電波干渉を受けやすいですが、LANケーブルによる有線接続は周囲の電波に左右されず、常に安定した通信速度を維持できます。

  2. ノイズに強い構造(ツイストペア)
    内部には細い電線が2本ずつねじり合わされた「ツイストペア(対撚り)」構造が採用されています。これにより外部からの電気的ノイズや線同士の相互干渉を相殺し、データ漏れや通信エラーを防ぎます。

  3. 規格(カテゴリ)による拡張性
    「CAT6」「CAT6A」「CAT7」といった規格があり、光回線の速度に合わせて最適なケーブルを選ぶことができます。

3. 同軸ケーブル(テレビアンテナケーブル)

テレビの映像信号を減衰させることなく届けるために開発された特殊なケーブルです。一般的には「S-4C-FB」や「S-5C-FB」といった型番で親しまれています。

使われている箇所・製品

  • 屋根やベランダに設置されたテレビアンテナから屋内への引き込み線

  • 壁面のテレビコンセント(アンテナ端子)からテレビ本機への接続

  • ブルーレイレコーダー、チューナー、BS/CSアンテナの接続

なぜ同軸ケーブルが適しているのか?

  1. 高い遮蔽(シールド)構造
    中心にある銅線の周りをポリエチレンなどの絶縁体で覆い、さらにその外側を金属箔や網状の金属線(シールド)で隙間なく包み込んでいます。高周波であるテレビ波は外部からのノイズに非常に弱いため、このシールド構造でノイズを完全に遮断します。

  2. 信号減衰の少なさ
    同軸構造(中心の導体と外側のシールド層が同心円状になっている構造)により、高周波信号が途中で弱まるのを防ぎ、4K・8K放送のような大容量の映像データもクリアに伝送できます。

4. CVTケーブル(架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル トリプル)

一般家庭の室内では直接目にする機会は少ないですが、家全体に電力を供給する「幹線」として欠かせないのがCVTケーブルです。

使われている箇所・製品

  • 電柱から住宅の引き込み口・メーターまでの配線

  • 屋外のメーターから室内のメイン分電盤(ブレーカー)までの幹線配線

  • IHクッキングヒーターやエコキュートなど大電力を消費する設備の専用幹線

なぜCVTケーブルが適しているのか?

  1. 許容電流が大きく熱に強い
    絶縁体に「架橋ポリエチレン」を採用しており、VVFケーブルよりも高い温度(最高許容温度90℃)まで耐えることができます。そのため、一度に大きな電流を流しても熱による劣化を起こしにくい特徴があります。

  2. 単心3本より合わせ構造による放熱性と施工性
    CVTは単心のCVケーブルを3本撚り合わせた構造になっています。一括シースタイプ(CV3心)に比べて熱がこもりにくく許容電流が大きくなるほか、曲げやすく施工性が高いというメリットがあります。

※注意:CVTケーブルの接続・引き込み工事も専門の電気工事士による施工が必須となります。

5. キャプタイヤケーブル

「移動用ケーブル」として非常に高い耐久性と柔軟性を併せ持っているのがキャプタイヤケーブルです。用途に合わせて2CT、VCTなど様々な種類が存在します。

使われている箇所・製品

  • 工事現場や日曜大工(DIY)で使われる高耐久延長コード(ドラムリールなど)

  • 電動工具(グラインダー、丸ノコなど)の電源コード

  • 屋外で使用する照明器具や水耕栽培用ポンプの配線

なぜキャプタイヤケーブルが適しているのか?

  1. 耐摩耗性・耐衝撃性に優れている
    厚く丈夫な外被(シース)で覆われており、人が踏んだり、重いものを落としたり、床や地面を引きずったりしても内部の電線が傷つきにくい頑丈さを備えています。

  2. 柔軟で曲げ伸ばしに強い
    内部の導体が細い素線を多数束ねた「より線」になっているため、繰り返し曲げたり巻き取ったりしても断線しにくい可撓(かとう)性を持っています。

6. 小判コード(VFF:平行ビニルコード)

日常生活で最も日常的に触れている電源コードが、この「小判コード(平行ビニルコード)」です。断面が小判形(楕円形)をしていることからこの名前で呼ばれます。

使われている箇所・製品

  • 扇風機、電気ストーブ、コタツなどの小型生活家電の電源コード

  • テーブルランプやスタンドライトなどの照明器具

  • 家庭用タップ・卓上延長コード

なぜ小判コードが適しているのか?

  1. 圧倒的な扱いやすさと柔軟性
    細い銅線を束ねたより線をビニルで覆ったシンプルな平行配置構造で、非常に柔らかく自由に曲げることができます。家具の裏を通したり、日常的にコードを束ねて収納したりする小型家電に最適な使い勝手を誇ります。

  2. 軽量かつ省スペース
    外径が薄くコンパクトなため、機器のデザインを損なわずにすっきりと配線することができます。

まとめ

一般家庭で使われている代表的なケーブルについて解説しました。見た目はどれも同じような「線」に見えますが、内部構造や使われている素材によって「大電流に耐える」「ノイズを防ぐ」「曲げに強い」といった特性が綿密に設計されています。

それぞれのケーブルの特性を理解することで、家電の配置やDIY、電気工事の依頼時にも適切な部材選びができるようになります。

今回ご紹介したVVFケーブルやキャプタイヤケーブル、各種配線資材や工具は、プロ御用達の電材専門通販サイト「DENZAI-ZeuS(デンザイゼウス)」でお買い求めいただけます。
高品質な各種電材を幅広くラインナップしておりますので、電気工事の材料調達やメンテナンスをご検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。


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