
電気錠の種類と必要性を徹底解説|防犯・入退室管理に欠かせない理由とは
近年、オフィスビルやマンション、工場、医療施設、学校など、さまざまな建物で電気錠の導入が進んでいます。鍵を「物理的に差し込む」従来の錠前から、電気信号で施解錠を制御する電気錠へと移行することで、防犯性だけでなく利便性や管理性が大きく向上します。 本記事では、電気錠の必要性と主な種類・特徴をわかりやすく解説し、導入時のポイントまで詳しく紹介します。
電気錠とは何か
電気錠とは、電気の力で施錠・解錠を行う錠前の総称です。スイッチ、暗証番号、ICカード、指紋認証、顔認証など、さまざまな認証方式と組み合わせて使用されます。多くの場合、入退室管理システムやインターホン、防犯システムと連動し、建物全体のセキュリティを一元管理できる点が大きな特徴です。
電気錠が必要とされる理由
防犯性の向上:不正解錠やピッキングに強く、物理鍵の複製リスクがありません。
入退室管理の効率化:だれが・いつ・どこに出入りしたかを記録できます。
鍵管理の負担軽減:カードやデータの無効化で紛失や返却忘れに迅速対応可能です。
非常時対応:火災や停電時にも非常解錠や自動解放などの安全機能を備えた製品があります。
主な用途例
オフィスの勤怠管理
工場・研究施設のセキュリティ管理
医療・福祉施設での安全確保

電気錠の主な種類
ソレノイド錠
電磁コイル(ソレノイド)で施解錠を行うタイプ。シンプルな構造と迅速な反応が特徴です。
比較的安価
消費電力が少ない
長時間の通電には不向きな場合あり
モーター錠
モーターでデッドボルトを駆動。外部扉向けで高い防犯性と耐久性が特徴です。
高い防犯性能
動作音がやや大きい場合あり
価格はやや高め
電磁錠(マグネットロック)
電磁石の吸着力で扉を固定。摩耗が少なく、メンテナンス性に優れています。
開閉回数が多い場所に最適
停電時は解放される設計が一般的
施錠力は選定が重要
電気ストライク
既存の錠前と組み合わせて使用可能。扉の交換なしで電気錠化できます。
既存扉の改修に最適
工事コストを抑えられる
錠前の性能に依存
電気錠と認証方式の組み合わせ
代表的な認証方式:
ICカード・社員証
暗証番号(テンキー)
指紋認証・静脈認証
顔認証
スマートフォン連携
用途やセキュリティレベルに合わせて、最適な組み合わせを選ぶことが重要です。
導入時に注意すべきポイント
設置場所と用途の明確化:外部扉・内部扉・非常口など、場所ごとに最適な種類の選定を。
停電時の動作確認:「停電時に施錠されるのか、解錠されるのか」の確認が必要です。
法令・消防規定への対応:建築基準法や消防法など、関連法規に適合した製品と施工が必須です。
まとめ|電気錠は現代建築に欠かせない設備
電気錠は防犯・管理・安全を支える重要なインフラ設備です。
防犯性の向上
入退室管理の効率化
鍵管理の省力化
非常時の安全確保
用途や必要性に合った電気錠を選定し、適切に導入することで、より安全で快適な施設づくりが実現します。今後、スマートビルやDX化に伴い、電気錠の重要性はさらに高まっていくでしょう。
小原 一馬
経営企画室
