B2B/B2C専門 電材通販サイト デンザイゼウス
Denzaizeus Logo
【設備工事の必需品】ボイド管とは?役割や施工方法、撤去をスムーズにする工夫まで徹底解説

【設備工事の必需品】ボイド管とは?役割や施工方法、撤去をスムーズにする工夫まで徹底解説

2026年10月27日

ボイド管は、コンクリート打設前に設置し、配管や配線を通す貫通穴(スリーブ)を作る紙製の型枠です。建築や土木工事の現場で幅広く活用されています。 軽量でカットしやすく、表面にはコンクリートの密着を防ぐ油などの特殊加工が施されています。さらに、本体がらせん状(スパイラル構造)に巻かれているため、乾燥後は内側から帯状に剥がして簡単に撤去できます。現場の作業効率を大幅に高める必須部材です。 ボイド管のご購入やご相談は、電材ゼウス(https://denzai-zeus.com/)へお気軽にお問い合わせください。

【設備工事の必需品】ボイド管とは?役割や施工方法、撤去をスムーズにする工夫まで徹底解説

建設現場や設備の現場で日常的に使われている「ボイド管」。一般の方には馴染みが薄いかもしれませんが、電気工事や管工事、土木・建築に携わる設備業者にとっては、現場に欠かせない極めて重要な部材です。

「コンクリートに配管を通したいけれど、どうやって貫通穴をつくるの?」「ボイド管の後処理や脱型をスムーズに行う工夫はあるの?」

本記事では、設備工事のプロなら知っておきたい「ボイド管」の基礎知識から、具体的な使用場面、正しい施工手順、そして現場での作業効率を飛躍的に高めるボイド管の構造的工夫まで、わかりやすく丁寧に解説します。

1. ボイド管(紙製スリーブ)とは?

1-1. 概要と基本的な役割

ボイド管とは、一言で言えば「コンクリートの構造物に配管・配線を通すための貫通穴(スリーブ)を作る紙製の円筒形型枠」のことです。「ボイド(Void)」という言葉には「空洞」「隙間」という意味があり、その名の通りコンクリート内部に削り取り可能な「空間」をつくるために使用されます。

建築物や構造物の多くは、耐久性を確保するために鉄筋コンクリート(RC造)で作られます。しかし、固まったコンクリート壁や床、基礎には、後から電気配線や給排水管、ガス管、換気ダクトなどを通す必要があります。コンクリートが完全に硬化した後で打撃工具やコア穿孔機を使って穴を開ける(コア抜き)のは、多大な労力と費用がかかるだけでなく、内部の鉄筋を誤って切断してしまうリスクを伴います。

そこで、「コンクリートを流し込む(打設する)前に、あらかじめ配管の通り道となる場所にボイド管を設置・固定しておく」という手法がとられます。コンクリートが固まった後にボイド管を取り除けば、綺麗で正確な貫通穴(スリーブ)が完成します。

1-2. なぜ「紙」で作られているのか?

「硬いコンクリートを流し込むのに、紙の管で大丈夫なのか?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。ボイド管は一般的な紙筒とは異なり、紙を何層にも硬く巻き上げた「強固な紙管」で作られています。

紙製であることには、以下のような大きなメリットがあります。

  • 軽量で持ち運びが容易:現場での運搬や設置作業がスムーズに行えます。

  • 加工が簡単:ノコギリやカッターで、現場の壁厚や床厚に合わせて自由にカットできます。

  • 脱型・除去がしやすい:コンクリート打設後、内部の紙を濡らしたり剥がしたりすることで容易に取り外すことができます。

  • コストパフォーマンス:金属製やプラスチック製の型枠に比べて安価で、現場のコスト削減に寄与します。

2. ボイド管が使用される具体的な状況・シーン

ボイド管は、建築現場のあらゆる施工フェーズで活躍します。具体的な使用シーンをいくつかご紹介します。

ボイド管施工例

2-1. 基礎・地中梁の貫通孔設置(給排水・ガス工事)

戸建て住宅やマンション、ビルなどの基礎工事(布基礎・ベタ基礎)において、屋外からの水道管やガス管、排水管を建物内に引き込むための貫通孔を作る際に用いられます。地中梁や立ち上がり部分にあらかじめボイド管を配置しておきます。

2-2. 各階のスラブ(床)や壁の配管通し

ビルやマンションの各階を上下に貫通する配管(縦樋、給排水立管、エアコン配管、電気・通信幹線)を通す際、スラブ(床コンクリート)や耐震壁などに設置されます。

2-3. 外壁の換気口・ダクト用スリーブ

キッチンや浴室、24時間換気システムの給排気ダクトを屋外へ貫通させる際、外壁部分にボイド管をセットして開口部を確保します。

2-4. 土木・外構工事での柱立て用空洞

建築設備だけでなく、土木や外構工事においても重宝されます。例えば、フェンスの支柱やカーポートの柱、標識、街灯などを立てる際、あらかじめコンクリート基礎にボイド管で穴を作っておき、後から支柱を差し込んでモルタルで固定するという使われ方も一般的です。

3. ボイド管の施工手順と作業のポイント

ボイド管を使ったスリーブ工事は、正しい手順と確実な固定が施工品質を左右します。ここでは、一般的な壁や基礎への施工の流れをステップ解説します。

  1. 墨出し・位置決め
    構造図および設備図面に基づき、ボイド管を取り付ける正確な位置を墨出し(マーキング)します。配管の勾配(水下・水上)や仕上げ材の厚みを考慮して位置を決定します。

  2. ボイド管の切断
    現場のコンクリート壁厚(型枠の内寸)に合わせて、ボイド管をノコギリなどで直角にカットします。カット面が傾いているとコンクリート液(ノロ)が隙間から流入する原因になるため、精度よく切断することが重要です。

  3. 配筋・型枠への固定
    ボイド管を所定の位置に配置し、打設時のコンクリートの圧力やバイブレーターの振動で位置がずれたり浮き上がったりしないよう、周囲の鉄筋に結束線(ハッカー)を使ってガッチリと固定します。必要に応じて専用のボイド受け金具やサポート材を使用します。

  4. 端部の養生(ノロ浸入防止)
    ボイド管の両端開口部からコンクリートが内部に入り込まないよう、両端に目詰め用のキャップ(ボイドキャップ)を装着するか、テープや木板などでしっかりと養生(塞ぎ処理)を施します。

  5. コンクリート打設
    コンクリートを打設します。ボイド管の直下に生コンクリートがしっかりと充填されるよう、バイブレーターを適切に掛けながら施工します(ただし、ボイド管に直接バイブレーターを強く当てすぎないよう注意します)。

4. なぜ綺麗に剥がれる?ボイド管の構造と機能的工夫

コンクリートが固まった後、内部に設置されたボイド管を取り除く作業(脱型作業)が行われます。一見すると「固まったコンクリートに紙が強く密着して取れなくなるのでは?」と思われがちですが、高品質なボイド管には、誰でもスムーズに脱型できるような高度な技術的工夫が施されています。

4-1. 表面の特殊剥離加工(油・ワックス・フィルム処理)

ボイド管の外側(コンクリートと直接接する面)には、特殊な防水オイルやワックス加工、または薄いポリエチレンフィルムなどの剥離剤コーティングが施されています。

  • 生コンクリートの水分による紙の軟化・変形を防ぐ

  • コンクリートが乾燥・硬化する際、紙とコンクリートが強固に密着・着着するのを防ぐ

この撥水・剥離層のおかげで、コンクリートが乾いた後でもボイド管の外周がすっとコンクリートから離れる構造になっています。

4-2. スムーズな除去を可能にする「らせん状(スパイラル)構造」

ボイド管の最も特徴的な構造が、紙が「らせん状(スパイラル状)」に巻き上げられて作られている点です。単に筒状になっているのではなく、帯状の紙を斜めにクルクルと重ね合わせて巻き上げるスパイラル製法で作られているため、脱型時に大きな威力を発揮します。

  • 巻き込みに沿って内側から簡単にめくれる:作業時にノミやマイナスドライバー、専用のめくり工具をボイド管の端部に引っ掛けると、らせんの継ぎ目に沿って紙がすーっと帯状に破れ、リンゴの皮をむくように内側から巻き取ることができます。

  • コンクリート表面を傷つけない:無理に力をかけてコンクリートを削り落とす必要がないため、仕上がりの貫通孔表面が極めて綺麗に美しく保たれます。

このように、「表面の油・ワックス加工」と「らせん状のスパイラル構造」という2つの工夫が合わさることで、現場での脱型作業時間を大幅に短縮し、作業員の負担軽減に大きく貢献しているのです。

5. ボイド管を選ぶ際の注意点

施工を成功させるためには、適切なボイド管の選定と取り扱いが必要です。

  • 呼び径(サイズ)の選定:通したい配管の外径に対して、十分な余裕(クリアランス)をもったボイド管のサイズを選びます。断熱材を巻く保温配管の場合は、保温材も含めた外径より一回り大きいサイズを選定する必要があります。

  • 保管方法:ボイド管は耐水加工が施されているものの、主原料は紙です。雨がかかる場所や極端に湿気の多い場所に長期間放置すると、変形や強度低下の原因になります。保管時はシートをかぶせるなど、雨濡れ対策を徹底しましょう。

6. ボイド管のご購入・施工のご相談は『電材ゼウス』へ!

設備工事の現場で欠かせないボイド管。必要なサイズや数量をスムーズに手配し、現場の工程に遅れを出さないためには、信頼できる資材調達パートナーの存在が不可欠です。

各種サイズ・仕様のボイド管をはじめ、配管資材・電設資材の調達なら、ぜひ『電材ゼウス』をご利用ください!

電材ゼウスが選ばれる理由

豊富な品揃え:各種サイズのボイド管はもちろん、関連するスリーブ金具や配管資材、工具までワンストップで揃います。

迅速な対応:現場のスケジュールに合わせたスピーディーな出荷体制を整えています。

プロに頼れる安心感:設備業者様の「こんな部材を探している」「まとめ買いの相談をしたい」という声に丁寧にお応えします。

ボイド管の購入や規格の選定、現場での手配に関するご相談は、下記公式WEBサイトよりお気軽にお問い合わせください。

▼電材ゼウス 公式サイトはこちら https://denzai-zeus.com/

まとめ

ボイド管は、コンクリート構造物に正確で美しい貫通穴を作るために欠かせない、設備工事の頼れるパートナーです。表面の特殊加工やらせん構造など、現場の施工性を追求した数々の工夫が詰まっています。

適切なサイズを選定し、正しく施工・脱型を行うことで、工事全体の品質と作業効率を大幅にアップさせることができます。質の高い現場づくりに、ぜひ高品質なボイド管をお役立てください。


よくある質問

この商品について質問がありますか?コミュニティや専門家に質問してください。

関連商品

12

関連記事

12
担当者に相談する