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フロートスイッチとフロートレススイッチの違いとは!

フロートスイッチとフロートレススイッチの違いとは!

2026年10月13日

受水槽や排水設備で水面を検知するスイッチには、機械式の「フロートスイッチ」と電子式の「フロートレススイッチ」があります。 フロートスイッチは浮きの浮力で内部接点を切替える仕組みで、油や純水、ゴミの多い排水ピットに適します。一方、フロートレススイッチは水に微弱な電流を流して電極棒で感知する仕組みで、可動部がなく高耐久なため、受水槽や高架水槽の標準となっています。用途に応じた選定が設備の安全運用に不可欠です。 電材機器のご購入やご相談は電材ゼウス( https://denzai-zeus.com/ )へどうぞ!

フロートスイッチとフロートレススイッチの違いとは!

受水槽や高架水槽をはじめ、ビル・工場・住宅の給排水設備で欠かせないのが「水の量を検知してポンプを動かしたり、警報を鳴らしたりするスイッチ」です。代表的なものがフロートスイッチとフロートレススイッチ。それぞれ「フロート(浮き)が有るか・無いか」の違いがあり、仕組みや耐久性、使用環境にそれぞれ大きな特徴があります。

本記事では、電気工事や設備管理の方、設備の改修・維持管理を検討中の方へ、両者の働きや仕組みの違い、適した使用場所、時代の移り変わりまでを分かりやすく解説します。

1. フロートスイッチとは?(浮き球で機械的に検知)

フロートスイッチ

仕組みと働き

  • 浮力でフロートが浮き沈みする:水面が上がるとフロートが浮き上がり、下がると自重で傾く・沈む

  • 内部の接点が切り替わる:内部にはマイクロスイッチやリードスイッチ、移動する金属球(スチールボール)などが入っており、フロートの傾き・位置でON/OFF。制御盤や警報盤に信号送信

メリット

  • 電源不要(単体で動作可能)

  • 水の導電率に左右されない(油・純水・薬液も可)

  • 浮きが目視できる(状態が一目瞭然)

デメリット

  • 可動部(機械部分)の劣化・故障リスク

  • 異物・浮遊物の引っかかりによる誤動作

2. フロートレススイッチとは?(電気の流れで検知)

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仕組みと働き

  • 構成:電極保持器(ヘッド)、電極棒(ステンレス棒)、制御盤内のフロートレスリレー(例:オムロン61Fシリーズ)

  • 長さの異なる電極棒を垂らす(長・中・短/共通電極・給水開始/停止位置)

  • 微弱な交流電流を流す

  • 水が触れることで回路が閉じてリレーが感知、接点切替

メリット

  • 可動部がなく長寿命・高信頼

  • コンパクト、多段階検知も容易

  • メンテナンス容易(電極またはリレー交換のみ)

デメリット

  • 電気を通さない液体には使えない

  • 電極棒にスケールや膜が付着すると誤動作

  • 長過ぎる電極棒は揺れで誤動作リスク(要セパレータ)

3. フロートスイッチとフロートレススイッチの徹底比較

比較項目

フロートスイッチ(浮き式)

フロートレススイッチ(電極式)

動作原理

浮力による機械的動作・接点切替

液体の導電性(電流ON/OFF)

可動部

あり(浮き・ケーブル等)

なし(電極棒のみ)

適用液体

水、油、化学薬品、純水など広範

水、汚水など電気を通す液体

耐久性

摩耗や固着リスクあり

極めて高寿命

液面の異物

引っ掛かると誤動作

電極に膜が張ると誤動作

施工・調整

浮きのひも長さや位置調整

電極棒の長さをカット調整

設置場所

簡易タンク、排水ピット等

受水槽・高架水槽等

4. 主な使用場所と使い分け

フロートスイッチが選ばれる場所

  • 湧水ピット・排水ピット・浄化槽(悪環境・浮遊物多い場)

  • 油タンク・純水装置(電気を通さない液体)

  • 電源の確保が困難な簡易タンク・緊急警報用途

フロートレススイッチが選ばれる場所

  • ビル・マンションの受水槽・高架水槽(衛生性・信頼性重視)

  • ボイラー給水・工業用水タンク(精密制御が必要な現場)

  • 設置スペースが限られる小型水槽

5. 時代の移り変わり:『昔と今』のトレンド変化

昔:フロートスイッチや機械式カム全盛時代

  • ワイヤーやチェーンで吊る大型の浮き玉(錆び・破損・固着リスク)

  • 広い可動域が必要。機械的故障が多く、定期保全(オイル・交換)が必須

現在:フロートレス(電極式)の一般化と電子制御

  • オムロン等のリレー普及で受水槽等はフロートレス主流

  • 電極棒の耐食性進化(SUS316・チタン・コーティング等)

  • 制御盤の超小型化・多重制御

  • 非接触型(超音波・電磁波)の台頭。ただしコスト・信頼性の観点で一般的なビル・マンション用途は今もフロートレス(電極式)が標準

6. まとめ:適材適所の選定が設備トラブルを防ぐ

  • 水以外やゴミが多い排水ピット → フロートスイッチ

  • 受水槽・高架水槽など衛生性・長期信頼性重視 → フロートレススイッチ

用途や段数、液体の性質をしっかり見極めて選定することが、ポンプの焼損事故・溢水などリスク防止の鍵です。

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