
インターホンの歴史|誕生から最新スマートインターホンまでの進化
インターホンとは何か インターホンとは、建物の内外で音声や映像を用いて来訪者と通話・確認を行う通信機器です。日本では住宅や集合住宅、オフィス、学校、病院など幅広い場所で利用され、防犯・利便性の両面から欠かせない設備となっています。現在では「モニター付きインターホン」「スマートインターホン」といった高度な製品が主流ですが、その歴史は意外に古く、技術革新と社会背景に合わせて進化してきました。
インターホンの原型|ベルと呼び鈴の時代
インターホンの起源は19世紀後半に普及した「呼び鈴(ドアベル)」にあります。当時は来訪者が玄関先のベルを鳴らし、室内に音で知らせるだけの単純な仕組みでした。通知は一方向であり、誰が来たのかを確認する方法はなく、住人は必ず玄関まで直接出向く必要がありました。
音声通話型インターホンの誕生(1930~1950年代)
電話技術の発展に伴い、「音声通話型インターホン」が登場し、双方向のやり取りが可能になります。日本では戦後の住宅復興期に需要が拡大し、住宅や事務所を中心とした設置が進みました。
有線接続が主流
親機と子機を直接配線
来訪者と会話可能となり、防犯意識が向上
日本メーカーによる本格普及期(1960~1980年代)
高度経済成長期には、アイホン株式会社やパナソニックなどの日本メーカーが製品開発を加速し、一般家庭への普及が広がりました。
音声専用インターホンが主流
多世帯集合住宅向けや耐候性向上の機種登場
“あれば便利”から“必須設備”へと変化
カラーモニター付きインターホンの登場(1990年代)
映像技術の進化により「モニター付きインターホン」が普及し、白黒からカラーへと進化、画質も向上しました。
来訪者の顔や服装を明確に確認可能
防犯性能が飛躍的に向上
防犯設備としての認識が社会に定着

録画機能・セキュリティ連携の進化(2000年代)
2000年代には「録画機能」搭載インターホンが登場。オートロックや防犯カメラ、火災報知器との連携も進みました。
留守中の来訪者を自動で録画&記録
集合住宅全体のセキュリティシステム中枢に
スマートインターホン時代(2010年代~現在)
現代はIoT技術の進展によって、「スマートインターホン」が急速に普及しています。
スマートフォン連携で外出先から対応可能
クラウド録画・AI人物検知なども実用化
生活スタイルに適応した設備へと進化
主要な進化の流れ
通知(呼び鈴)
通話(音声インターホン)
映像(モニター付き)
記録(録画機能)
遠隔・AI連携(スマート化)
インターホンは住宅のスマート化を支える重要なデバイスへと進化しました。
今後の展望
将来的には、顔認証やスマートロックとの連携が一層進み、住宅だけでなくオフィスや施設全体の入退室管理にも役立つことが期待されています。
まとめ|インターホンは生活と防犯を支える進化型設備
インターホンは、防犯・利便性・スマート住宅化を推進する設備として発展してきました。歴史を理解することで、製品選びや導入の重要性がさらに明確になります。「歴史の延長線上にある最新機能」の視点で選択することが、後悔しない製品選びにつながるでしょう。
小原 一馬
経営企画室






