
配線器具のはさみ金物の種類とは?サイズ早見表付きで徹底解説【電気工事】
電気工事において、スイッチやコンセントなどの配線器具を壁面へ固定する際に重要な役割を持つのがはさみ金物です。特にリフォーム工事や増設工事では、壁の内部に埋込ボックスが無い場合も多く、はさみ金物を使うことで石膏ボードなどの壁材にしっかり固定することができます。 この記事では、配線器具はさみ金物の種類・用途・選び方に加え、施工時に便利なはさみ金物サイズ早見表も紹介します。電気工事士やDIYで電気設備を施工する方に役立つ内容となっています。
はさみ金物とは
はさみ金物は、石膏ボードや薄い壁材にスイッチ・コンセントなどの配線器具を固定するための金具です。元々は埋込ボックスが必要ですが、リフォーム工事などでボックスがない場合に非常に役立ちます。壁の前後から挟み込む構造で、壁を大きく壊さずに器具設置が可能です。
主な使用用途
コンセント増設工事
スイッチ増設工事
リフォーム電気工事
石膏ボード壁への器具取付
ボックス無し配線器具取付
電気設備工事では非常に頻繁に利用される部材です。
配線器具用はさみ金物の種類
施工場所や壁材の種類に応じて様々なはさみ金物が選べます。
C型はさみ金物
C字型の構造で最も一般的
施工が簡単・価格が安い
石膏ボードの取付に最適
主な用途:スイッチ・コンセントの取付、軽量器具の固定
L型はさみ金物
L字型構造で固定力が高い
狭い壁裏スペースでも施工可能
主な用途:リフォーム工事、増設スイッチ・コンセント
スライド式はさみ金物
金具がスライドし、位置調整が自由
施工スピードが速い・作業効率が良い
主な用途:リフォームや配線器具の増設
はさみ金物サイズ早見表
壁材 | 壁厚 | 推奨はさみ金物サイズ | 主な用途 |
|---|---|---|---|
石膏ボード | 9.5mm | 標準タイプ | 一般住宅 |
石膏ボード | 12.5mm | 深型タイプ | マンション・耐火壁 |
ベニヤ板 | 5〜9mm | 薄壁用タイプ | 木造住宅壁 |
合板壁 | 9〜12mm | 強化型タイプ | 店舗・施設 |
二重ボード | 18〜24mm | ロングタイプ | 防音壁・耐火壁 |
標準的な住宅では9.5mmまたは12.5mmの石膏ボードがよく使われています。

はさみ金物の主なメリット
埋込ボックスが不要で壁を大きく壊さずに取付けできる
施工が簡単:壁に穴を開けてネジで固定するだけ
工事コスト削減:施工時間と費用を抑えられる
使用時の注意点
重量物には不向き(重い機器の固定は不可)
劣化した石膏ボードの場合、固定力が低下
電気工事士資格が必要な作業が含まれる
選び方のポイント
壁材の種類と厚みを事前に確認
設置する配線器具(スイッチ、コンセントなど)を決めておく
施工条件(作業スペースや器具の重さ)に応じて適切なタイプ・サイズを選択
まとめ
はさみ金物は、リフォームや増設などで大活躍する電気工事用部材です。壁材・厚みに応じてC型・L型・スライド式を選択し、施工場所や用途に見合ったサイズも必ず確認しましょう。適切な選定と使用により、安全で確実な施工が可能となります。
小原 一馬
経営企画室












