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電気工事士への第一歩!電線の呼び名を覚えよう

電気工事士への第一歩!電線の呼び名を覚えよう

26/04/24 10:37

電気工事士の世界へようこそ!現場に入ると「そこのケーブル取って!」「絶縁電線はどこ?」といった言葉が飛び交います。 一見すると「どれも電気を通す線じゃないの?」と思うかもしれませんが、実は「保護の度合いによって明確に呼び名が使い分けられています。 ここを間違えると材料の発注ミスや、最悪の場合は施工不備(法令違反)に繋がることも。 新人さんがまず押さえるべき「裸電線」「絶縁電線」「ケーブル」の3つの違いを、わかりやすく解説します!

電線ってなに?

電線とは、電気を目的地まで運ぶための「電気の通り道」のことです。

主に、電気をよく通す銅やアルミなどの金属で作られた「導体(どうたい)」と、電気が外に漏れないように包むゴムやプラスチックなどの「絶縁体(ぜつえんたい)」で構成されています。

イメージとしては、中を流れる電気が「水」、中心の金属が「通り道」、周りの被覆が「水漏れを防ぐホース」のような役割を果たしています。


この保護の仕方の違いによって、裸電線やケーブルといった呼び名に分かれます。
ズバリ結論! 3つの違いは「服」の着こなし 覚え方のコツは、電線を「人間」に例えることです。

呼び名

状態のイメージ

特徴

裸電線

全裸

導体(銅やアルミ)がむき出しの状態

絶縁電線

下着(シャツ)を1枚着ている

導体が絶縁物(ビニルなど)で覆われた状態

ケーブル

シャツの上に「上着(コート)」を着ている

絶縁電線をさらに外装(シース)で保護した状態

裸電線(はだかでんせん)とは?

特徴:もっとも「無防備」な状態

名前の通り、電気を通す「導体(銅やアルミ)」に何も被せていない電線です。触れば当然感電しますし、どこかに接触すればショートします。

主な用途

  • 送電線(鉄塔):高いところにある大きな鉄塔の線。人が触れる可能性が低く、被覆がない方が放熱しやすく軽いため。

  • 接地線(アース)の一部:盤内のアースバーなど。

新人の心得:

現場で「裸線(はだかせん)」を見かけることは稀ですが、鉄塔などを見上げたときは「あれは裸電線なんだな」と思い出してください。

絶縁電線(ぜつえんでんせん)とは?

特徴:感電を防ぐ「最小限の服」

導体の周りに、電気を通さない素材(ビニルやポリエチレンなど)を被せたものです。これにより、電線同士が触れてもショートせず、人が触れても感電しません。

よく使う種類(電気工事士の必須知識)

  • IV線:もっとも一般的。屋内配線のスイッチ周りや、アース線として使われます。

  • OW線:屋外用。電柱から家まで電気を引く際などに使われます。

注意点:これ単体では「露出配線」NG!

絶縁電線は、いわば「下着」の状態です。

下着のまま外を歩けない(=壁などに直接打ち付けてはいけない)のと同様に、金属管や合成樹脂管(PF管など)の中に収めて保護して使うのが基本ルールです。

ケーブルとは?

特徴:最強の「重ね着」構造

絶縁電線の周りを、さらに「シース(外装)」という丈夫な被膜で包んだものです。


導体(電気の通り道)

絶縁体(1次保護)

シース(2次保護:衝撃や水分から守る)

👉この三層構造のおかげで、非常に丈夫です。

よく使う種類

  • VVFケーブル:現場で「Fケーブル」「平形」と呼ばれる、住宅配線の主役です。

  • CVケーブル:工場やビルなど、大きな電気を流す場所で使われます。

メリット:そのまま転がしてOK!

ケーブルは「コート」を着ているので、管に入れなくても、ステップルで壁に直接固定したり、天井裏に転がしたり(転がし配線)することが認められています。

実践! 現場での見分け方チェックリスト

現場で迷ったら、以下のステップで確認しましょう。

  1. 「金属(銅)が丸見え?」

    → はい:裸電線

  2. 「色はついているけど、剥いたらすぐ銅線?」

    → はい:絶縁電線(IVなど)

  3. 「一番外側の皮を剥いたら、さらに色のついた線が出てきた?」

    → はい:ケーブル(VVF、CVなど)

まとめ:新人さんが明日から使える知識

  • 裸電線は「全裸」。特殊な場所以外では使わない。

  • 絶縁電線は「下着」。必ず「管」に入れて守ってあげる必要がある。

  • ケーブルは「コート」。丈夫なのでそのまま配線できる。

電気工事士の仕事は、これらを適切に使い分け、安全に電気を届けることです。

まずは材料置場にある電線の名前を確認して、その構造が「一層(絶縁電線)」なのか「二層(ケーブル)」なのかを観察することから始めてみてください!


おまけ:よくある言い間違い

現場の職人さんは、ケーブルのことを単に「電線」と呼ぶことも多いです。
しかし、図面や試験では明確に区別されます。特に「電線管に入れる必要があるかないか」を判断基準にすると、ミスがなくなりますよ!


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