
電気工事士が絶対覚えるべき工具・材料の「通称」一覧表
電気工事士試験に合格し、期待を胸に飛び込んだ実際の現場。しかし、そこで飛び交うのは「アンギラ」「カツオブシ」「ワゴ」といった、参考書には載っていない謎の言葉ばかりです。 「試験の知識が通用しない…」と不安になる方も多いでしょう。 現場ではスピード重視のため、正式名称ではなく独自の通称が使われます。この記事では、まず覚えるべき必須用語を整理し、現場でのコミュニケーションを円滑にするコツを伝授します。
①工具の通称
道具の形状や動作のイメージから名付けられていることが多いです。
電工ナイフ → 「カッター / ナイフ」:最近は普通のカッターナイフを使う現場も増えていますが、基本は電工ナイフを指します。
引き回し鋸(のこ) → 「カツオブシ」:木板や石膏ボードを切る細長いノコギリ。形が鰹節を削る道具に似ているため。
ウォーターポンププライヤー → 「アンギラ」:ロブテックス社の製品名「アンギラス」が定着したもの。
ペンチ → 「ハサミ」:ベテランの職人さんは、ペンチのことを「ハサミ」と呼ぶことがよくあります。
手動油圧式圧着工具 → 「カココン / ガチャン」:太い電線を圧着するときの動作音から。
②電線・配管の通称
現場では「材質」や「色」で呼ぶのが一般的です。
VVFケーブル → 「VA(ブイエー) / Fケーブル」:最も頻繁に使う言葉です。1.6mmの2芯なら「イチロクのニ(1.6の2)」と略します。
合成樹脂製可とう電線管 → 「PF管(ピーエフ) / CD管(シーディー)」:試験では「合成樹脂製〜」と覚えますが、現場では100%略称です。オレンジ色がCD、白やグレーがPFです。
ボンド線 → 「アース」:接地線のこと。
③支持材・消耗品の通称
これらは初見だと何のことかさっぱり分からないものが多いです。
正式名称 | 通称 | 由来・特徴 |
差込形コネクタ | ワゴ | WAGO社の製品名が代名詞になっています。 |
ボックスコネクタ | コネクタ | 管とボックスをつなぐ部品。 |
全ネジボルト | 寸切り(ズンギリ) | 頭がなく、どこを切ってもネジ山がある棒。 |
コンクリート用プラグ | エビプラグ / カール | 穴に打ち込んでビスを効かせる部品。メーカー名から。 |
結束バンド | インシュロック / タイラップ | ヘラマンタイトン社などの商品名。 |
④知っておくと便利な「専門用語」
名前ではありませんが、指示によく出るキーワードです。
「面(ツラ)」: 表面を合わせること。「壁のツラに合わせて」など。
「懐(ふところ)」: 天井裏や壁の中の空間の広さ。「懐が狭くて手が入らない」など。
「殺す(ころす)」: 配線を切断して使えないように処置すること(絶縁処理含む)。
「なめる」: ネジ山を潰してしまうこと。
アドバイス
現場でわからない名前が出てきたら、「それはどの道具(材料)のことですか?」と素直に聞くのが一番の近道です。
間違ったものを持っていくよりも、その場で覚えてしまう方が良いでしょう。
よくある質問
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