
第二種電気工事士試験とは
第二種電気工事士は、住宅や小規模建物の電気工事を行うための国家資格です。試験は筆記と技能の2部構成で、基礎知識・計算力・図面読解・実技スキルが求められます。筆記ではオームの法則や電力計算、安全法令などが出題され、技能では複線図の理解や正確な配線作業が必要です。合格の鍵は過去問と実技練習の反復。特に技能試験は時間管理と工具の扱いが重要です。13問の候補問題を徹底対策し、確実な合格を目指しましょう。
🔌 第二種電気工事士試験とは?電気工事のプロへの第一歩!
住宅や店舗、オフィスなどの小規模な建物で、安全かつ確実に電気工事を行うためには、国家資格である「第二種電気工事士」が必要です。この資格を取得することで、一般家庭用の電気設備(600V以下)に関する工事が可能となり、就職や転職、独立開業などにも大きな強みとなります。
この記事では、第二種電気工事士試験の概要や試験内容、学習方法、合格のコツまで、これから目指す方に役立つ情報をわかりやすくまとめました。
📝 試験の構成|筆記と技能の二本立て
第二種電気工事士試験は、大きく「筆記試験」と「技能試験」の2つに分かれています。
① 筆記試験(学科)
マークシート形式で、主に知識や計算力が問われます。電気の基礎知識から法令、安全対策まで幅広い範囲が出題されるため、理解と暗記、そして演習が重要です。
② 技能試験(実技)
実際に電線を切断・接続し、制限時間内で配線作業を行う試験です。複線図を理解し、正確に作業を行う「実践力」が求められます。現場に近い環境で行われるため、手を動かして練習することが不可欠です。
① 筆記試験の基礎知識|知識と計算力を鍛えよう
筆記試験は主に以下の5つの分野から出題されます。
1. 【電気の基礎知識】
まず最初に押さえるべきは、「オームの法則」や「電力の計算式」といった基礎中の基礎です。
オームの法則:
V = I × R
(電圧V = 電流I × 抵抗R)
電力の公式:
P = V × I
(電力P = 電圧V × 電流I)
各記号と意味
記号 | 名称 | 単位 | 意味 |
V | 電圧 | ボルト(V) | 電気を押し出す力(圧力) |
I | 電流 | アンペア(A) | 電気の流れる量 |
R | 抵抗 | オーム(Ω) | 電気の流れにくさ |
P | 電力 | ワット(W) | 電気がする仕事の量(エネルギー) |
【イメージで理解しよう】
・電圧(V):水を押し出す「ポンプの力」
・電流(I):流れている「水の量」
・抵抗(R):ホースの「細さ」や「詰まり」
つまり、**ポンプの力(V)=水の量(I)×ホースの抵抗(R)**というイメージです。
✅ 例題で理解を深めよう!
問題:
10Vの電圧をかけると、2Aの電流が流れた。抵抗と電力を求めよ。
抵抗R = V ÷ I = 10V ÷ 2A = 5Ω
電力P = V × I = 10V × 2A = 20W
2. 【電気機器と材料の知識】
実際の電気工事に使う部品や材料も出題されます。
主な出題内容:
コンセント、スイッチ、照明器具の名称と機能
電線の種類(VVF、EM-EEFなど)
許容電流やケーブルの構造
3. 【配線図の読み取り】
図面から正しく施工できるかどうかを確認する問題です。
押さえるべきポイント:
単線図と複線図の違い
図面記号の意味(〇=コンセント、◇=スイッチなど)
4. 【電気工事の法令】
安全な施工のためのルールを定めた法令も出題されます。
電気設備技術基準
電気工事士法(無資格工事の禁止など)
5. 【安全知識】
感電や火災を防ぐための基礎的な安全対策も重要です。
アース(接地)の必要性
感電防止策
漏電遮断器の役割
② 技能試験の基礎知識|実践力とスピードがカギ
技能試験は、40分の制限時間内で、配線作業を正しく・安全に完成させる必要があります。以下のスキルが求められます。
1. 【電線の加工技術】
電線の皮むき(ストリップ作業)
リングスリーブによる接続
差込形コネクタの使い方
2. 【複線図の作成】
単線図を読み取り、正しく複線図へ変換する力
正確な記号配置と配線の組み立て方の理解
3. 【作業スピードと正確性】
40分以内に作業を完了する必要あり
ミスや欠陥(接続ミス、配線違いなど)があると即不合格
4. 【工具の扱い】
ペンチ、電工ナイフ、ストリッパー、圧着工具などを正しく使いこなすこと
工具の選び方も重要(使いやすいものを選ぶ)
💡 合格のコツ|最短で合格するために
合格率を上げるためには、戦略的な学習と反復練習が不可欠です。
対策法 | 内容 |
✅ 過去問演習 | 筆記は過去問を繰り返すだけで点数が伸びる! |
✅ 実技は反復練習 | 候補問題13問を手で繰り返し練習する |
✅ 時間管理 | 技能試験は時間との戦い、タイマーを使って練習 |
✅ 工具に慣れる | 工具の操作に慣れ、本番で焦らないようにする |
📚 おすすめ教材
筆記と技能、両方に対応できる教材選びが大切です。
筆記対策:オーム社の問題集・解説書が定番
技能対策:YouTubeの実技解説動画+練習キット(Amazonなどで入手可)
公式サイト:公益財団法人 電気技術者試験センター
(→試験日程・候補問題13問が公開されています)
✅ まとめ:これだけは絶対に押さえよう!
オームの法則と電力の計算式を完璧に!
電気材料・器具の名称と用途を理解
単線図と複線図を読み書きできるようにする
技能試験候補13問を反復練習して体で覚える
感電防止や接地など安全ルールを徹底理解
✨ 最後に
第二種電気工事士は、建物の「電気の安全と快適さ」を支える重要な資格です。筆記も技能も、努力と対策次第で初心者からでも十分に合格を目指せます。
しっかりと準備を重ね、自信を持って試験に臨んでください。あなたの電気工事士への第一歩を、心から応援しています!

前田 恭宏
前田です
