
高圧・低圧とは? 第二種電気工事士の学科試験では、「高圧」「低圧」の違いは毎年のように出題される基本事項です。 電気設備を安全に扱うため、電気は電圧の大きさによって区分されています。 まず覚えておきたいのは次の3つです。 区分 電圧 低圧 600V以下 高圧 600Vを超え7,000V以下 特別高圧 7,000Vを超える この電圧区分は、日本の電気設備の基準で広く用いられています。
を指します。
私たちが日常生活で使用している電気のほとんどが低圧です。
一般家庭(100V)
エアコン(200V)
コンセント
照明器具
一般住宅の分電盤
第二種電気工事士が主に扱うのは、この低圧設備です。
主に大きな建物や工場などで使用されます。
工場
ビル
病院
学校
商業施設
多くの施設では、電力会社から6,600Vで受電しています。
この6.6kVという数字は第二種電気工事士試験でも非常に重要です。
例
22kV
33kV
66kV
154kV
275kV
500kV
送電線や大規模工場などで利用されています。
試験でも頻出の内容です。
理由は
送電ロスを減らすため。
電力は
電力(P)=電圧(V)×電流(I)
です。
同じ電力なら、
電圧を高くする
電流を小さくできる
となります。
送電線の損失は
P=I²R
なので、電流が小さいほど電力損失は大幅に減ります。
そのため発電所からは高圧・特別高圧で送電されます。
発電所
↓
500kV送電
↓
変電所
↓
66kV
↓
22kV
↓
6.6kV(高圧)
↓
柱上変圧器
↓
100V・200V(低圧)
↓
一般家庭この流れを理解すると、配電の仕組みがイメージしやすくなります。
第二種電気工事士が従事できるのは、
一般用電気工作物(低圧設備)
です。
例えば、
コンセント交換
スイッチ交換
照明配線
一般住宅の屋内配線
などが該当します。
一方、高圧受電設備を含む自家用電気工作物の工事は、原則として第一種電気工事士などの資格が必要です。
家庭=100V・200V
ビル受電=6,600V
数字だけを覚えるより、
家庭 → 100V → 低圧
工場・ビル → 6,600V → 高圧
送電線 → 数万~数十万V → 特別高圧
というイメージで覚えると忘れにくくなります。
ポイントを整理すると次のとおりです。
低圧:600V以下
高圧:600V超~7,000V以下
特別高圧:7,000V超
家庭は100V・200V
ビル・工場は6,600V受電が一般的
第二種電気工事士は一般用電気工作物(低圧)の工事に従事できる
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