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火災感知器の色々!

火災感知器の色々!

2026年9月25日

火災感知器は建物の安全性と防災において極めて重要な設備であり、場所の環境や用途に合わせて適切な種類を選定する必要があります。種類は大きく分けて4つあり、急激な温度変化を捉える「差動式」、一定温度に達すると作動し防水型も豊富な「定温式」、初期の煙を検知する「煙感知器」、そして炎の光を鋭く捉え防水・防爆仕様もある「炎感知器」に分かれます。これらはオフィスや厨房、階段、大空間など最適な場所が異なります。各種電設資材の購入や機器選定に関するご質問は、専門サイトの電材ゼウスhttps://denzai-zeus.com/にご相談ください。

火災感知器の色々!仕組みから設置場所、防水・非防水の違いまで徹底解説

私たちの安全な暮らしを守るために、ビルやマンション、工場、商業施設など、あらゆる建物に設置されている「火災報知設備」。その中でも、火災の発生をいち早く察知し、建物内の人々に警報を鳴らしたり、消防署へ異常を知らせたりする最前線の役割を担っているのが火災感知器です。

「火災感知器」とひと口に言っても、実はその種類は非常に豊富であり、建物の構造や用途、設置場所の環境(湿気や粉塵など)に合わせて、最適なものを厳選して取り付ける必要があります。今回は、火災感知器の基本である「差動式」「定温式」「煙」「炎」の4種類を取り上げ、それぞれの感知の仕組み、細かな分類、防水・非防水の違い、そして具体的な設置場所や使用施設について詳しく分かりやすく解説していきます。

第1章:熱を感知する「差動式感知器」と「定温式感知器」

熱を利用して火災を感知する感知器には、大きく分けて「差動式」と「定温式」の2種類が存在します。どちらも「熱」を検知しますが、そのメカニズムは全く異なります。

差動式感知器

1. 差動式感知器(熱の変化を捉える)

  • 感知の仕組み
    周囲の温度が「急激に上昇したとき」に作動する仕組みを持っています。火災が発生すると急激に空気が熱せられて膨張するため、その空気の圧力変化(ダイアフラムの変形など)を利用してスイッチを入れ、火災信号を発信します。なお、ストーブの熱などで緩やかに温度が上がった場合は、内部のリーク孔から空気が逃げるため誤作動しないようになっています。

  • 主な種類

    • スポット型(2種・3種など):一般的な建物で最もよく見られるお椀型の感知器。1個の感知器で一定の範囲をカバー。

    • 分布型(空気管式・熱電対式・半導体式など):細長いチューブ(空気管)や熱電対を天井に張り巡らせ、広範囲の温度上昇を総合的に感知。

  • 設置場所と使用施設

    • 設置場所:事務所、一般居室、廊下、階段など、日常的に火気を使用せず、火災時に急激な温度変化が起きやすい場所。

    • 使用施設:マンションの各戸、オフィスビル、学校の教室、病院の病室など。

定温式感知器

2. 定温式感知器(一定の温度に達すると作動)

  • 感知の仕組み
    周囲の温度が「あらかじめ決められた一定の温度(作動温度)以上になったとき」に作動します。差動式が「温度の上がり方(速度)」を見るのに対し、定温式は「実際の温度の高さ」を捉えます。そのため、熱源の近くや、元々温度変化が激しい場所に適しています。

  • 主な種類

    • スポット型(ヘッド型): 感温素子(バイメタルや可溶合金など)を備えたタイプ。

    • 感熱線型(リニア熱感知線式): ケーブル状になっており、どこが熱せられても一定温度に達すれば作動するケーブルタイプ。

    • 復帰型と非復帰型:一度作動すると交換が必要な「非復帰型(可溶合金など)」と、温度が下がれば元に戻る「復帰型」。

  • 防水・非防水の有無
    定温式感知器には、通常の室内向けの「非防水型」のほか、結露や水滴がかかりやすい場所に対応した「防水型」や防湿構造の製品が豊富にラインナップ。

  • 設置場所と使用施設

    • 設置場所:ボイラー室、厨房(キッチン)、地下駐車場、機械室など、熱気や湯気がこもりやすい場所。

    • 使用施設:ホテルの厨房、飲食店のバックヤード、工場の製造ライン、ビル・マンションの地下駐車場など。

第2章:煙を感知する「煙感知器」

火災の初期段階では、炎や熱よりも先に「煙」が発生することがほとんどです。そのため、火災を最も早い段階で発見できる感知器として、現在の建築物において非常に広く採用されているのが「煙感知器」です。

煙感知器

1. 煙感知器の仕組みと分類

  • 感知の仕組み
    最も一般的なのは「光電式」。内部に発光部と受光部(光センサー)があり、煙の粒子によって光が乱反射し、受光部がその光をキャッチすることで警報を発します。他には「イオン化式」もありますが、現在は光電式が主流です。

  • 主な種類

    • 露出型・埋込型:表面に出るタイプ・天井に埋め込むタイプ。

    • 蓄積式・非蓄積式:タバコの煙や単発的なホコリによる誤作動を防ぐため、一定時間煙の濃度が継続した時だけ発報する「蓄積式」が主流。

    • 分離型(光電式分離型):発光器と受光器を離して設置し、その間を煙が遮ることで広範囲を感知。

  • 防水・非防水の有無
    基本的には室内設置の「非防水型」ですが、湿度の高い場所や半屋外用の防滴・防水仕様も存在。

  • 設置場所と使用施設

    • 設置場所:廊下、階段、避難通路、居室(特に寝室やホテル)。法律により設置義務のある場合が多い。

    • 使用施設:マンションの共用廊下、ホテル・旅館の客室、病院、デパート、高層ビルなど。

第3章:炎を感知する「炎感知器」

熱でも煙でもなく、火災特有の「炎(光)」をダイレクトに捉えるのが「炎感知器」です。非常に高い検出能力を持ち、他の感知器では対応できない特殊な環境で真価を発揮します。

炎感知器1png

1. 炎感知器の仕組みと分類

  • 感知の仕組み
    炎からは、特有の波長を持つ「紫外線」や「赤外線」が放射されています。炎感知器は、その光のチラつき(フリッカー)や特定の波長をセンサーでキャッチし、太陽光や通常照明と火災の炎を区別します。

  • 主な種類

    • 紫外線式:炎からの紫外線を検知。感度が高いが、溶接の火花や雷にも反応することがある。

    • 赤外線式:炎の赤外線帯域を捉え、太陽光の影響を受けにくい。

    • 紫外・赤外複合式:誤作動を極力抑えた高精度なタイプ。

  • 防水・耐爆・非防水の有無
    屋外や過酷な産業現場設置が多いため、「防水構造(IPX3~IPX7)」や「耐圧防爆構造」仕様の製品が多数。

  • 設置場所と使用施設

    • 設置場所:天井が高く熱・煙感知器が届かない大空間、屋外、危険物エリア。

    • 使用施設:大規模工場、倉庫、体育館、美術館・博物館、可燃性液体やガスを扱うプラント、ガソリンスタンドなど。

第4章:防水型と非防水型の違いと選び方

  • 非防水型

    • 特徴:オフィスやマンション居室など、通常の屋内で使われる標準タイプ。コストやラインナップも豊富。

  • 防水型

    • 特徴:パッキンなどで内部が保護され、水滴や湿気、結露、風雨にも耐える設計。厨房、浴室の周辺、地下道、機械式駐車場、半屋外のピロティなどに必須。

湿気の多い場所に非防水型を設置すると、内部の基板が腐食やショートし、誤作動の原因となります。設置環境や湿度を必ず考慮しましょう。

まとめ:最適な火災感知器の選定と調達なら

火災感知器の主要な4種類「差動式」「定温式」「煙」「炎」の特徴、防水・非防水の違いや設置場所について詳しく説明してきました。

  • 差動式: 急な温度上昇を検知(オフィス、一般居室など)

  • 定温式: 一定温度に達すると作動(厨房、ボイラー室、防水型もあり)

  • 煙感知器: 火災初期の煙をキャッチ(廊下、階段、寝室、ホテルなど)

  • 炎感知器: 炎の光(紫外線・赤外線)を捉える(大空間、工場、危険物倉庫、防水・防爆型もあり)

建物用途や場所によって必要な感知器タイプは細かく異なります。「どの型番を選べばいいか分からない」「現場の図面に合わせて部材を一括調達したい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

火災感知器や各種電設資材・電気工事材料の選定や購入なら、プロ現場サポートの専門サイト 電材ゼウス をぜひご利用ください。

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