
今回は、これまで関わってきた求職者さんの中でも、特に印象に残っている方のことを書いてみたいと思います。 その方は、自分と同じ出身地の求職者さんでした。 それだけで特別というわけではないのですが、どこか親しみを感じたのを覚えています。
その方は、しっかりとした印象がありながら、どこかやわらかく親しみやすい雰囲気もある、素敵な方でした。お話の受け答えも丁寧で、きちんとご自身の考えを持っていらっしゃるのが伝わってきて、やり取りを重ねるほどに、本当に素敵な方だと感じました。
その方は、他業界の職種に未経験から挑戦したいという思いを持っていらっしゃいました。もちろん、未経験で飛び込むには決して簡単ではなく、ハードルの高い職種だったと思います。
それでも私は、ぜひチャレンジしてほしいと思っていました。お話を重ねる中で、その方の前向きさや誠実さ、きちんと物事に向き合う姿勢に触れ、この方ならきっと新しい環境でも力を発揮できるのではないかと感じていたからです。求人をご紹介するときも、ただ条件を見るのではなく、「自分だったらどう感じるだろう」と置き換えながら、その方にとって本当に合う環境かを考えるようにしていました。
転職活動は、一度のやり取りだけで進んでいくものではありません。
その方とも何度も電話や面談を重ねながら、少しずつお話を深めていきました。
最初のうちは見えていなかった気持ちや迷いも、やり取りを重ねる中で少しずつわかってくることがあります。その方も、表面上の条件だけではなく、これからどんなふうに働いていきたいのか、どんな環境が合っているのかを真剣に考えていらっしゃいました。
電話や面談を重ねるたびに、私も「この方にとって本当に良いご縁につながってほしい」という気持ちが強くなっていきました。すぐに答えが出るわけではなくても、その時々の気持ちに寄り添いながら、一緒に考えていくことの大切さをあらためて感じたように思います。
もし今回の結果が難しかったときは、次はもう少し職種の幅を広げていきましょう、とお話ししていたところでした。私もその方に合いそうな他の企業の求人票を準備しながら、次のご提案を考えていました。
そんな中で企業さんから内定のご連絡をいただいたときは、本当に自分のことのようにうれしくて、心からほっとしたのを覚えています。何度もやり取りを重ねてきた分、そのご縁がつながったことがとてもうれしかったです。
もちろん、就職が決まったのは、その方ご自身がしっかり向き合って頑張ってこられたからこそだと思います。
でも、何度もお話を重ねてきたからこそ、その結果を聞いたときのうれしさも大きかったように思います。
この方とのやり取りを通して感じたのは、人材の仕事は、ただ求人をご紹介するだけではなく、一人ひとりの気持ちやタイミングに合わせて向き合っていくことが本当に大切なのだということでした。
すぐに答えが出ないこともありますし、何度もやり取りを重ねる中で少しずつ見えてくることもあります。だからこそ、その過程そのものに意味があるのだと思います。
この求職者さんとの出会いは、私にとってとても印象深く、今でも心に残っています。
こうした一つひとつの出会いを大切にしながら、これからも丁寧に向き合っていきたいと思っています。
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