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停電時に「使える暖房」と「使えない暖房」の境界線

停電時に「使える暖房」と「使えない暖房」の境界線

26/02/27 08:49

停電時の暖房対策:まとめ 冬の停電時、エアコンやファンヒーターなど**「コンセントを使う暖房」は一切使えません。**燃料がガスや灯油でも、点火や制御に電磁気が必要なためです。 対策のポイント: アナログ暖房の備え: 電気が不要な「反射式石油ストーブ」や「カセットガスストーブ」を用意する。 体温保持: 暖房がない場合は「3つの首(首・手首・足首)」を温め、段ボールや新聞紙を断熱材として活用する。 安全確認: 通電火災を防ぐため、停電時は必ず暖房器具のコンセントを抜く。 事前の備えが、冬の災害から命を守る鍵となります。

冬の命綱を守る知恵:停電時に「使える暖房」と「使えない暖房」の境界線

冬の寒さが本格化する中、私たちの生活に欠かせないのが暖房器具です。しかし、もし今この瞬間に大きな地震や積雪による停電が発生したら、あなたのご家庭にある暖房器具は動きますか?

「うちはガスファンヒーターだから大丈夫」「うちは最新のエコキュートだから」という過信は禁物です。実は、多くの現代的な暖房器具は、燃料が電気以外(ガスや灯油)であっても、制御や送風のために「電気」を必要とするからです。

本コラムでは、災害大国・日本で生き抜くための知識として、停電時にどの暖房器具が使えて、どれが使えないのか。そして、凍える夜をしのぐための具体的な代替案について徹底解説します。

1. 【判定】その暖房、停電時に動きますか?

まずは、一般的な暖房器具が停電時に使用可能かどうかを分類してみましょう。結論から言うと、「コンセントが刺さっているもの」のほとんどは、停電した瞬間にただの箱と化します。

✕ 停電時に使えない暖房器具

  • エアコン:完全に電気のみで稼働するため、当然使用不可です。

  • 床暖房(電気式・温水式):温水式であっても、ポンプを回す電力やボイラーの着火に電力が必要なため、使えません。

  • ガスファンヒーター・石油ファンヒーター:燃料はガスや灯油ですが、点火スイッチ、安全装置、送風ファンの駆動に電力を使うため、停電時は一切動きません。

  • こたつ・電気毛布・電気ストーブ:熱源そのものが電気であるため、使用不可です。

○ 停電時でも使える暖房器具

  • 石油ストーブ(反射式・対流式):昔ながらの「芯」に火をつけるタイプ。電池で点火するタイプが多いですが、電池が切れていてもマッチやライターで着火可能です。

  • カセットガスストーブ:コンビニ等でも売っているカセットボンベ(CB缶)を燃料とするタイプ。電気を一切使いません。

  • 豆炭あんか・湯たんぽ:原始的ですが、お湯さえ沸かせれば最強の味方になります。

2. なぜ「石油ファンヒーター」はダメで「石油ストーブ」はいいのか?

ここで混乱しやすいのが、同じ灯油を燃料とする「ファンヒーター」と「ストーブ」の違いです。

  • 石油ファンヒーター:灯油をガス化して燃焼、その熱を電気ファンで部屋じゅうに送り出します。マイコンによる高度な温度制御を行うため、電気が途絶えると安全装置が働き、運転が停止されます。

  • 石油ストーブ(アナログタイプ):毛細管現象で吸い上げた灯油に火をつけ、放射熱で周囲を温めます。電気回路を通さないため、停電の影響を受けません。さらに天板で「お湯を沸かせる」という付加価値もあります。

停電時の貴重な熱源として、また調理器具として、アナログな石油ストーブほど心強いものはありません。

3. マンション住まいが直面する「規約」の壁

「停電対策に石油ストーブを一台買っておこう」と思った方に、一つ注意点があります。近年の気密性の高いマンションでは、「火災リスク」や「結露・カビ防止」の観点から、石油ストーブの使用を規約で禁止しているケースが非常に多いのです。

もし規約で禁止されている場合、無理に使用すると火災保険が降りないリスクや、近隣トラブルの原因になります。その場合の代替案として検討すべきなのが、カセットガスストーブです。

カセットガスストーブのメリット

  1. 燃料の入手が容易:100円ショップやコンビニで買えるカセットボンベが燃料。

  2. 保管が楽:灯油のようにポリタンクを用意する必要がなく、臭いもありません。

  3. 規約に触れにくい:石油ストーブは禁止でも、カセットガスコンロ(およびその延長のストーブ)は許容されている場合が多いです。

注意:燃焼時間はボンベ1本で約2〜3時間と短め。あくまで「暖を取るための補助」として考え、ストックを多めに(1人あたり1日3本目安)用意しておきましょう。

4. 暖房器具が使えない時の「究極の防寒術」

もし、手元に使える暖房器具が一つもなかったら? その時は「部屋を温める」ことを諦め、「体温を逃さない」ことに全精力を注いでください。

  1. 「3つの首」を死守する
    首、手首、足首には太い血管が通っています。ここを冷やすと冷たい血液が全身を巡り、体温が急激に奪われます。マフラー、レッグウォーマー、あるいはタオルを巻くだけでも体感温度は数度変わります。

  2. 居住空間を「狭く」する
    広いリビングに一人でいると、体温で空気を温めることは不可能です。家族全員で一つの部屋に集まり、ドアや窓に隙間風防止のテープや段ボールを貼りましょう。カーテンは床まで届く長いもの、あるいは2重にすることで断熱材の役割を果たします。

  3. 段ボールと新聞紙の活用
    段ボールは最高の断熱材です。避難所でも使われる通り、床に段ボールを敷くだけで床下からの冷気を遮断できます。また、靴下の中に丸めた新聞紙を入れる、背中と服の間に新聞紙を一枚挟むといった工夫も、驚くほど効果的です。

  4. 簡易湯たんぽの作り方
    耐熱性のペットボトルにお湯(60~80度程度。熱湯は変形するのでNG)を入れ、タオルで包めば簡易湯たんぽになります。これを抱えたり、布団の足元に入れたりするだけで、震えるような寒さを和らげることができます。

5. 停電復旧時に注意すべき「通電火災」

停電時の暖房対策と同じくらい重要なのが、「電気が復旧した時」の行動です。

  • 停電中、電気ストーブやこたつのスイッチを入れたまま外出したり、避難したりしないでください。

  • 電気が復旧した際、倒れたストーブや、上に燃えやすいものが乗ったままの状態で加熱が始まり、火災が発生する「通電火災」が後を絶ちません。

停電したら、まず暖房器具のコンセントを抜く。これを鉄則として覚えておきましょう。

6. まとめ:今からできる「冬の備え」チェックリスト

災害は、私たちが最も油断している時にやってきます。以下のチェックリストを確認し、一つでも不安があれば今日中に手を打ちましょう。

  1. 自宅の暖房器具は「電気なし」で動くか確認したか?

  2. カセットコンロと予備のガスボンベ(1週間分)はあるか?

  3. アナログな石油ストーブを1台備蓄しているか?(マンションの場合は規約確認)

  4. アルミブランケットや厚手の寝袋を用意しているか?

  5. ポータブル電源を検討したか?(※最近は、消費電力の低い電気毛布なら数十時間動かせる大容量バッテリーも安価になっています)

「停電になっても、なんとかなるだろう」という楽観視は、冬の寒さの前では通用しません。エネルギーを電気だけに依存する「オール電化」に近い生活をしている家庭ほど、停電時のリスクは高まります。アナログな熱源を一つ、そして正しい知識を一つ。それだけで、あなたと家族の命を守る確率は格段に上がります。

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前田 恭宏
前田です

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