
キュービクルの更新時期に悩む事業者様へ。ただの点検報告書の推奨に従うだけでなく、電気使用量の把握でコストは大幅削減できます。 ①電気使用量の把握:省エネ化により、現在の設備電力は20〜30年前と比べ30〜60%減っています。更新時に容量を落とせば施工費(イニシャルコスト)を抑えられ、空き容量の活用も可能です。 ②デマンド契約の見直し:30分間の最大使用電力を抑えることで基本料金が下がり、毎月の電気代(ランニングコスト)削減に繋がります。 現状を把握し計画的に進めましょう。ご相談は以下まで。 小川電機株式会社 前田(1級電気施工管理技士) フリーダイヤル:0120-855-086
高圧受変電設備、通称「キュービクル」。ビルや工場の屋上、または敷地の隅に静かに設置されているあの箱ですが、普段の業務の中で意識されることはほとんどありません。
しかし、毎月・毎年のように届く電気主任技術者様からの「点検報告書」を読むとき、つい手が止まることはありませんか?
そこには機器の状態や詳細な記録とともに、次のようなコメントが記載されているはずです。
「設置から〇年経過。法定耐用年数・メーカー推奨更新時期を超過しているため、計画的な更新をおすすめします」
正直こう思ってしまうのではないでしょうか。
「いや、そう言われても今普通に使えているし……」
「壊れてから考えればいいんじゃないの?」
「入れ替えるとなると数百万円~数千万円の大きな出費。できればまだ更新したくない……」
そのお気持ち、非常に良く分かります。目に見えて故障していないものに大きな予算を割くのは、経営・管理の面から見ても勇気のいる決断です。電気主任技術者様も「事故を防ぐのが仕事」だからこそ危機感を持ち報告書に記載しますが、受け取る側としては「そうは言ってもなぁ……」とお悩みになるのが現実です。
しかし、ただ「先送り」にすることは非常にもったいないだけでなく、大きな損失を招くこともあります。
実は、キュービクルの更新は単なる「壊れた部品の交換(コスト)」ではありません。現状の電気使用量を正しく把握することで、将来的なイニシャルコスト(施工費用)とランニングコスト(毎月の電気代)を劇的に抑える絶好のチャンスでもあるのです。
今回は、更新時期を迎えているキュービクルをお持ちの事業者様へ向けて、後悔しないための「2つの見直しチェックポイント」をご紹介します。

まず確認していただきたいのが、「自社施設が現在、最高でどれくらいの電力(kW)を使っているか」という点です。
もしご使用中のキュービクルが20~30年前に設置されたものであれば、当時と今で設備がどれだけ変わっているでしょうか?
近年、あらゆる電気設備で省エネ化が劇的に進んでいます。
照明:蛍光灯や水銀灯からLEDへ全面的に移行
空調(エアコン):インバーター技術の進化で消費電力が大幅ダウン
生産機械・オフィス機器:トップランナー基準などの導入により省エネ性能が飛躍的に向上
20〜30年前の機器と現在の機器を比べると、設備全般において消費電力が30%〜60%削減されている場合が多くなっています。
ここが最大のポイントです。設置当時は大きめの変圧器やキュービクルを選定していましたが、設備の省エネ化が進んだ今、当時の半分程度の電力で稼働していることもしばしばです。
昔と同じ容量のキュービクルにそのまま更新してしまうと、「使わない無駄な容量に高いお金を払う」ことになります。現在の「実際の最大使用電力」を測定し、それに合わせた適正サイズへ「容量ダウン(適正化)」して更新すれば、キュービクル本体だけでなく工事費用を含めたイニシャルコストを大きく削ることができます。
電気の使用量が減っている=キュービクル全体の容量に「余裕(空き容量)」が生じている場合もあります。
「将来的にEV(電気自動車)の充電器を設置したい」
「新しい機械を導入したい」
こんなときでも、容量を正しく把握していれば、無駄な増設工事をせずにスムーズに対応できるかもしれません。
まずは「月々の電気使用量を1年間(春夏秋冬のピーク時含む)観察する」ことから始めてみましょう。
2つ目は、毎月の固定費である「電気代の基本料金」に直結するデマンド契約です。
高圧電力の契約では、多くの場合、「デマンド値(30分間における平均使用電力の最大値)」で基本料金が決まります。
簡単に言うと、「過去1年間のうち、最も電気を使った30分間の数値(kW)」が、向こう1年間の基本料金の計算ベースになります。
例えば、夏場の昼下がりに全館エアコンがフル稼働し、工場機械も同時に動かしたとします。その30分間の高いデマンド値が、1年間の基本料金を決めてしまいます。
つまり「30分以内にその数値を抑える工夫(ピークカット)」ができれば、今後1年間のランニングコスト(電気代基本料金)を大きく削減できます。
キュービクルの見直しや更新のタイミングで、デマンド監視装置の導入・運用方法見直しを行うことは、経営面でも極めて大きなインパクトを提供します。
キュービクルは突然の故障で施設全体が停電する「全館停電(波及事故)」を引き起こし、周辺地域にも迷惑をかけるリスクがあります。ただ言われるまま、同じ規模で更新するのはコスト面でも大きな損失です。
最も良い方法:
現在の電気使用量をしっかり把握・分析し、数年先を見据えた「周年計画(更新計画)」を立てること
チェック項目 | チェック内容 |
|---|---|
最大使用電力(kW) | どれくらいか? |
設備の増減予定 | 5年~10年で変更予定は? |
最良の更新時期 | 事業へ影響が少なく予算化しやすい時期は? |
これらを整理しておけば、電気主任技術者様からの報告書にも慌てる必要がなく、計画的かつ最安コストで安全な設備へ移行できます。
「自社の最適なキュービクル容量がわからない」
「デマンド値を下げるにはどうすればいい?」
「主任技術者さんに更新を勧められているが、セカンドオピニオンが欲しい」
このようにお考えの方は、まずお気軽にご相談ください。経験豊富な設備のプロが、貴社の現状をしっかりとヒアリングし、最適な見直しプランをご提案します。
ご相談やお悩みは、下記までお問い合わせください。

担当 | 小川電機株式会社 前田(1級電気施工管理技士) |
フリーダイヤル | 0120-855-086 |
この商品について質問がありますか?コミュニティや専門家に質問してください。