B2B/B2C専門 電材通販サイト デンザイゼウス
電気工事の現場で使われる「業界用語・隠語」初心者向け完全ガイド

電気工事の現場で使われる「業界用語・隠語」初心者向け完全ガイド

2026年6月26日 (最終更新 2026年6月26日)

電気工事の現場に配属されたばかりの新人・見習い時代、最も緊張するのが先輩からの「おい、〇〇持ってきて!」という指示ではないでしょうか。 意気揚々とトラックや道具箱に走ったものの、「……さっき言われた言葉、カタログで見たことないぞ」「そもそも何に使う道具だ?」とパニックになった経験は、誰しもが通る道です。 電気工事の現場では、教科書やJIS規格に載っている正式名称ではなく、メーカーの商品名、見た目の形、ドイツ語や英語が訛ったものなど、独特の「業界用語(隠語)」が日常茶飯事で行き交います。 今回は、若手電気工事士が現場で真っ先に覚えるべき、頻出の業界用語をカテゴリ別にまとめました。 これさえ頭に入れておけば、明日からの現場でスムーズに動けるようになりますよ!

1. これだけは初日に覚えたい!【超・頻出】の材料・工具

現場で1日に何度も耳にする、基本中の基本となる用語です。

現場での呼び名

正式名称・意味

由来と特徴

インシュロック / タイラップ

結束バンド

国内ではヘラマンタイトン社の「インシュロック」、海外ではトーマスアンドベッツ社の「タイラップ」という商品名がそのまま定着しました。

ズンギリ(寸切り)

全ネジボルト

頭(ボルトの六角形の部分)がなく、端から端まで全部ネジ山になっているボルトのことです。天井から配管やレースウェイをつるす(吊りボルト)際によく使います。

エフコ(エフコテープ)

自己融着テープ

古河電工の「エフコテープ」が由来。電線の接続部分を防水・絶縁するために、引き伸ばしながら巻く特殊なテープです。ビニールテープとは別物なので注意!

ペンドラ

充電ペンドライバー

パナソニックやマキタなどの、まっすぐ伸ばしたりL字に折ったりできる電動ドライバー。若手のマストアイテムです。

ガッチャ

レバーホイスト

カチカチとレバーを動かして重いものを引き上げる工具。動かす時に「ガッチャ、ガッチャ」と音がすることからこう呼ばれます。

2. 形がユニーク!【見た目】からついた隠語

現場の職人さんたちが、その形状から直感的に呼び始めた言葉です。予備知識がないと絶対に連想できません。

〇 ウマ(馬)

  • 正体: 可搬式作業台(足場)、または電線ドラムを浮かせる台

  • 解説: 4本足で立っている姿が馬に似ていることから。現場で「ウマ持ってきて」と言われたら、多くは折りたたみ式の作業台を指します。

〇 ネコ(猫)

  • 正体: 一輪車(手押し車)

  • 解説: 建築業界全体で使われる隠語です。

    狭い足場(キャットウォーク)を通れる車、あるいはひっくり返した形が猫の丸まった姿に似ているから、など諸説あります。

〇 カラス

  • 正体: ウォーターポンププライヤー

  • 解説: 工具の先端(アゴの部分)を開いた形が、カラスのクチバシにそっくりなことからこう呼ばれます。配管を締め付ける時に多用します。

〇 イモ(イモ結線 / イモ継ぎ)

  • 正体: 下手くそな結線、段差のある不格好な接続

  • 解説: 電線の接続部分がゴツゴツと芋のようになってしまっている状態。先輩から「これイモになってるぞ」と言われたら、やり直しのサインです。

3. ちょっと勘違いしやすい【配管・部材】の用語

似たような名前が多く、新人が一番間違えやすいカテゴリです。

〇 サドル

  • 正体: 配管サドル(固定金具)

  • 解説: 壁や天井にVE管やPF管を固定するためのU字型の金具。自転車のサドルに形が似ています。「片サドル(片側だけビス留めするもの)」と「両サドル」の指示をしっかり聞き分けましょう。

〇 ボックスコネクタ と カップリング

  • 聞き分けのコツ:

    • コネクタ: 配管を「アウトレットボックス(箱)」に繋ぐための部品。

    • カップリング: 配管と「配管」をまっすぐ繋ぐ(延長する)ための部品。

    • 先輩がどこを繋ごうとしているかを見極めると、間違えずに持っていけます。

🔥 先輩に「デキる!」と思われるための3つの行動

言葉を覚えるだけでなく、指示を受けたときのちょっとした行動で、あなたの評価はガラリと変わります。

1. 分からない時は知ったかぶりをせず、その場で聞く

「あ、はい!」と返事をして、違うものを持ってきたり迷子になったりするのが一番現場の時間をロスします。「すみません、〇〇って何色(どこの箱)のやつですか?」と素直に聞けば、怒る先輩は滅多にいません。

2. サイズや個数もセットで確認する

「ズンギリ持ってきて」と言われたら、「3分(さんぶ)ですか?4分(よんぶ)ですか?何本必要ですか?」とサイズと数量をこちらから確認できるようになると、「お、よく分かってるな」と一目置かれます。

3. 次に使う道具を「先読み」して準備する

例えば、先輩が上を向いて配管をサドルで留めようとしているなら、指示される前に「ビス」や「ペンドラ」を手元に差し出す。これができるようになれば、見習い卒業はすぐそこです!

まとめ:現場の言葉は「コミュニケーション」の道具

最初は外国語を聞いているように感じる現場の業界用語ですが、毎日耳にしていれば1ヶ月ほどで自然と身体に馴染んできます。

もし休憩時間に知らない言葉が出てきたら、「さっき言っていた『〇〇』ってどういう意味ですか?」と先輩に質問してみてください。

職人さんは自分の知識や道具にプライドを持っているので、手本を見せながら嬉しそうに教えてくれるはずです。

言葉の壁を乗り越えて、現場のヒーロー(頼れる相棒)を目指しましょう!


よくある質問

この商品について質問がありますか?コミュニティや専門家に質問してください。

関連商品

12

関連記事

12

関連動画

1
担当者に相談する