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銅ベース見通しをわかりやすく解説|価格動向・需給・将来予測まで網羅

銅ベース見通しをわかりやすく解説|価格動向・需給・将来予測まで網羅

26/02/25 14:12

銅は「産業の血液」とも呼ばれ、電気・建設・自動車・再生可能エネルギーなど、あらゆる分野で欠かせない金属です。近年は銅価格(銅ベース)が高水準で推移しており、「今後さらに上がるのか」「いつ下がるのか」といった関心が高まっています。 本記事では、銅ベースの基本、現在の価格動向、今後の見通し、リスク要因 を、専門知識がない方にも分かりやすく解説します。

銅ベースとは?価格の基本をおさらい

銅ベースとは、一般的に「銅の基準価格」を指します。日本では主に以下の指標を参考に、毎月「銅建値」として公表されています。

  • LME(ロンドン金属取引所)の銅価格

  • 為替(ドル円)

  • 国内需給状況

銅建値は、電線・ケーブルや配電盤、空調設備機器、建設資材などの販売価格に大きく影響するため、製造業・建設業にとって非常に重要な指標です。

現在の銅価格動向|なぜ高水準なのか

近年の銅価格は、過去と比べても高水準で推移しています。その背景には次の要因があります。

世界的な需要増加

  • 電気自動車(EV)

  • 再生可能エネルギー(太陽光・風力)

  • 送配電インフラの更新

  • AI・データセンターの拡大

特にEVではガソリン車の約3~4倍の銅が必要です。

供給が急増しにくい構造

銅鉱山の開発から稼働まで10年以上かかることもあり、需要急増に供給が追いつきにくい状況となっています。

今後の銅ベース見通し

短期~中期(2026年頃まで)

  • 大幅な暴落は起きにくい

  • 高値圏での上下動が継続

  • 一時的な調整はあるが、大きく下がりにくい

「高いが不安定」な相場が継続する可能性が高いと見られています。

中長期(2030年以降)

銅は今後も構造的に供給不足になりやすいと予想されます。

  • 脱炭素・電動化の流れが止まらない

  • 新鉱山開発が需要増に追いつかない

  • 銅鉱石の品位(純度)低下

これらより、2030年以降も銅価格の長期上昇基調が続く可能性が高いです。

銅ベース下落のリスク要因

  • 世界景気の減速: 世界同時不況や中国経済の失速などで需要減少

  • 為替の影響: 円高になると、日本の銅建値は下がりやすい

銅価格と為替動向、両方に注意が必要です。

銅ベース上昇が企業に与える影響

製造業・建設業への影響

  • 原材料コストの上昇

  • 見積価格の見直し

  • 利益率圧迫

特に電気・設備工事では銅価格の変動が経営に直結します。

対応策とポイント

  • 銅価格連動条項の導入

  • 見積有効期限の短縮

  • 価格改定ルールの明確化

不安定な銅価格への対応として、価格転嫁の仕組み作りが重要です。

今後の銅ベース見通しまとめ

  • 電動化・脱炭素で世界的な需要拡大

  • 供給がすぐに増えず構造的にタイトな市況

  • 短期的には上下しつつも高値圏維持

  • 中長期では上昇圧力が強い

  • 景気後退や円高は一時的な下落要因

総合的に見ると、銅ベースは「下がりにくく、上がりやすい」金属といえます。

Profile picture of 小原 一馬
小原 一馬
経営企画室

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