
【第二種電気工事士】抜け止めコンセントと引掛けコンセントの違いとは?構造・用途・図記号をわかりやすく解説
はじめに 第二種電気工事士の資格取得を目指して勉強していると、さまざまな種類のコンセントが登場します。 その中でも、見た目や使い方が似ていて間違えやすいのが、抜け止め形コンセントと引掛形コンセントです。 どちらも電源プラグを差し込んで回転させることで抜けにくくする構造ですが、使用するプラグやコンセントの形状に違いがあります。 この記事では、それぞれの構造・用途・特徴を解説するとともに、第二種電気工事士の学科試験で覚えておきたい図記号の傍記表示についても紹介します。
1.抜け止め形コンセントとは?
抜け止め形コンセントの特徴
抜け止め形コンセントとは、電源プラグが簡単に抜けないように、差し込み口にロック機構を設けたコンセントです。
一般的な平行刃の電源プラグを差し込み、指定された方向に回転させることで、プラグが抜けにくくなります。
通常のコンセントと同じ形状のプラグを使用できることが、大きな特徴です。
抜け止め形コンセントの主な用途
抜け止め形コンセントは、電源プラグが不用意に抜けると困る場所で使用されます。
パソコンや周辺機器
オフィスの電気機器
通信機器やネットワーク機器
電源の接続を安定させたい設備
特に、機器の電源が突然切れることを防ぎたい場所で役立ちます。
第二種電気工事士試験で覚えるポイント
抜け止め形コンセントの図記号には、「LK」という傍記表示が使用されます。
「LK」は Lock(ロック)と関連付けて覚えると、試験対策に役立ちます。
2.引掛形コンセントとは?
引掛形コンセントの特徴
引掛形コンセントは、専用の引掛形プラグを差し込んで回転させることで、プラグを固定するコンセントです。
抜け止め形コンセントとの大きな違いは、引掛形専用のプラグとコンセントを組み合わせて使用することです。
プラグの刃とコンセントの刃受けが、回転によってかみ合う構造になっています。
引掛形コンセントの主な用途
引掛形コンセントは、主に次のような場所で使用されます。
工場の機械設備
業務用の電気機器
作業現場の電源設備
電源プラグの確実な固定が必要な設備
使用する機器の電圧・電流・極数に適合した製品を選ぶ必要があります。
第二種電気工事士試験で覚えるポイント
引掛形コンセントの図記号には、「T」という傍記表示が使用されます。
「T」は Twist(回転)と関連付けて覚えるとよいでしょう。
「LK」は抜け止め形、「T」は引掛形。この2つをセットで覚えることが重要です。
3.抜け止め形コンセントと引掛形コンセントの違い
両者の違いを表にまとめました。
比較項目 | 抜け止め形コンセント | 引掛形コンセント |
|---|---|---|
主な目的 | プラグの脱落防止 | プラグの確実な固定 |
プラグの種類 | 一般的な対応プラグ | 専用の引掛形プラグ |
使用方法 | 差し込んで回転させる | 専用プラグを差し込んで回転させる |
主な使用場所 | オフィス、通信機器など | 工場、機械設備など |
図記号の傍記 | LK | T |
試験での識別 | 一般プラグを使用できる | 専用プラグを使用する |
※実際の使用条件や定格は製品によって異なります。
重要なのは、どちらも回転させて固定する仕組みを持っていますが、使用するプラグの構造が異なるという点です。
4.第二種電気工事士の試験では何に注意する?
第二種電気工事士の学科試験では、コンセントの形状や図記号、傍記表示を識別する知識が重要です。
特に、次の3点を押さえておきましょう。
① 抜け止め形は「LK」
抜け止め形コンセントは、一般的なプラグを差し込んで回転させることでロックします。
「LK=Lock」と覚えましょう。
② 引掛形は「T」
引掛形コンセントは、専用の引掛形プラグを使用します。
「T=Twist」と関連付けて覚えると、抜け止め形との区別がしやすくなります。
③ 写真だけでなく、刃受けの形状も確認する
試験では、コンセントの写真や刃受けの形状から種類を判断する問題にも注意が必要です。
名称だけを暗記するのではなく、プラグとコンセントの構造の違いも理解しておきましょう。
5.試験対策の確認問題
ここで、学習した内容を確認してみましょう。
問題1: 抜け止め形コンセントの図記号に付けられる傍記表示は何でしょうか?
答え:LK
問題2: 引掛形コンセントの図記号に付けられる傍記表示は何でしょうか?
答え:T
問題3: 専用の引掛形プラグを使用するのは、抜け止め形と引掛形のどちらでしょうか?
答え:引掛形コンセント
問題4: 抜け止め形コンセントと引掛形コンセントは、どちらもプラグを回転させて固定する構造を持っているでしょうか?
答え:はい。どちらも差し込んだプラグを回転させて抜けにくくする構造です。
6.実際の電気工事で注意すること
コンセントを選定・施工する際は、形状だけで判断してはいけません。
次の項目を確認することが大切です。
使用する電気機器に適合したコンセントか
定格電圧・定格電流が適切か
極数や接地極の有無が適合しているか
設置場所や使用環境に適した製品か
メーカーが指定する施工方法に従っているか
また、コンセントの交換や配線工事は、作業内容に応じて必要な資格や法令上の要件を確認し、安全に実施する必要があります。
まとめ
今回は、第二種電気工事士の資格取得に向けて、抜け止め形コンセントと引掛形コンセントの違いについて解説しました。
最後に、重要なポイントを整理します。
抜け止め形コンセント:傍記表示は「LK」
引掛形コンセント:傍記表示は「T」
抜け止め形は、一般的な対応プラグを差し込んで回転させる
引掛形は、専用の引掛形プラグを差し込んで回転させる
どちらもプラグの脱落を防ぐために使用される
第二種電気工事士の試験では、コンセントの名称だけでなく、図記号や刃受けの形状、使用するプラグの違いを理解することが大切です。
「LKは抜け止め形、Tは引掛形」と覚え、ほかのコンセントの種類とあわせて学習していきましょう。
この記事が、第二種電気工事士の資格取得に向けた学習のお役に立てば幸いです。
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参考・公式情報
第二種電気工事士試験の最新情報は、一般財団法人 電気技術者試験センターの公式サイトで確認できます。
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