
毎日の家事を劇的に減らしてくれる時短家電の代表格、ドラム式洗濯乾燥機。 「そろそろ我が家にも導入したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。 しかし、ドラム式洗濯機は一般的な縦型洗濯機に比べて本体が大きく、消費電力や水道の手続きなども複雑です。 購入後に「家に置けなかった」「電気代が跳ね上がった」「ブレーカーが落ちる」といったトラブルに見舞われるケースも少なくありません。 そこで今回は、ドラム式洗濯乾燥機を選ぶ際のチェックポイントと、設置・購入時に絶対に失敗しないための注意点を分かりやすく解説します!
まずは、ドラム式洗濯乾燥機がなぜこれほど人気なのか、従来の縦型洗濯機との違いをおさらいしておきましょう。
項目 | ドラム式洗濯乾燥機 | 縦型洗濯機 |
乾燥機能 | 非常に優秀(ふんわり仕上がる) | 簡易的(シワになりやすい) |
使用水量 | 少ない(たたき洗いで節水) | 多い(たっぷりの水でこすり洗い) |
衣類へのダメージ | 比較的少ない | 絡みやすく摩擦が起きやすい |
本体サイズ・重量 | 大きく重い(搬入経路の確認が必須) | 比較的コンパクト |
最大のメリットは、何と言っても「干す・取り込む」という家事から完全に解放される点です。干すスペースも不要になるため、部屋干しの生乾き臭に悩まされることもなくなります。
ドラム式洗濯乾燥機を選ぶ際は、価格やデザインだけでなく、以下の4つのポイントを必ずチェックしましょう。
ドラム式の乾燥方式には、大きく分けて「ヒートポンプ式」と「ヒーター式」があります。ここは電気代に直結する最も重要なポイントです。
ヒートポンプ式(おすすめ):
空気中の熱を集めて乾燥させる、エアコンのような仕組みです。
約60℃の低温で乾かすため衣類が傷みにくく、ヒーター式に比べて電気代が約3分の1から半分に抑えられます。
ヒーター式:
ドライヤーのような熱風で乾かす仕組みです。
本体価格は安いですが、電気代が高くなりやすく、高温のため衣類が縮みやすいというデメリットがあります。
一般的に、1人あたりの1日の洗濯物量は「約1.5kg」が目安と言われています。
しかし、ドラム式の場合は「乾燥容量」を基準に選ぶのが鉄則です。洗濯容量が12kgあっても、乾燥容量が6kgというモデルは多いため、家族の人数に対して少し余裕を持ったサイズ(4人家族なら乾燥6kg以上)を選びましょう。
ドラム式には「右開き(向かって右側に開く)」と「左開き(向かって左側に開く)」があります。
壁が右側にあるなら「左開き」
壁が左側にあるなら「右開き」
動線上に障害物がないか
これらを確認しないと、「扉が壁に当たって全開にできない」「洗濯物が取り出しにくい」ということになってしまいます。
最新機種には、液体洗剤や柔軟剤をまとめてタンクに入れておける「自動投入機能」や、外出先からスマホで洗濯をスタートできる「スマホ連携機能」が搭載されています。家事の手間を極限まで減らしたい方は、これらの機能がついたモデルがおすすめです。
「お気に入りの機種が決まったから購入!」と急ぐ前に、電気や設備(電設)の観点から必ず確認すべき3つの盲点があります。ここを怠ると、最悪の場合、設置業者が来ても「取り付けできません」と持ち帰られてしまうことがあります。
本体サイズだけでなく、「搬入経路(玄関、廊下、エレベーター、洗面所のドアの幅)」にプラス10cm以上の余裕があるか確認してください。
また、洗濯機を載せる「防水パン(床のプラスチックの受け皿)」の奥行きや幅、そして「水栓(蛇口)の高さ」も重要です。
ドラム式は背が高いため、既存の蛇口に本体がぶつかってしまうケースがあります。その場合は、蛇口の位置を高くする「壁ピタ水栓」などの部材への交換(電気・水道工事)が必要です。
洗濯機は水回りのおとり扱いとなるため、漏電を防ぐ「アース線」の接続が必須です。壁のコンセントにアース端子があるか確認しましょう。
また、延長コードの使用は発火や発熱のリスクがあるため厳禁です。必ず壁のコンセントから直接プラグを抜差しできる位置に設置してください。
ドラム式洗濯乾燥機は、乾燥時に多くの電気を消費します(特にヒーター式)。
もし、ご家庭の契約アンペア数が「30A(アンペア)」などで、夕食時に「エアコン+電子レンジ+IH+ドラム式洗濯機」を同時に動かすと、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。ドラム式を導入する際は、住まい全体の電気容量(アンペア数)に余裕があるか、必要に応じて電力会社へのアンペア変更手続きを検討してください。
ドラム式洗濯乾燥機は、初期投資や事前の設置確認の手間はかかりますが、それ以上の「時間と心のゆとり」をもたらしてくれる最高の家電です。
選ぶ際は「ヒートポンプ式」をベースに、家族に合った容量と扉の向きをチェック。
そして、「搬入経路」「設置スペース(水栓の高さ)」「電気容量」の3つを事前にクリアにしておくことが、失敗しない最大の秘訣です。
「うちの洗面所に置けるかな?」「電気の容量は足りているかな?」と不安な方は、ぜひお近くの電気工事店や、住まいの設備に詳しいプロに一度相談してみてくださいね。
確かな準備で、毎日の洗濯をスマートにアップデートしましょう!
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