
ジェネリック?先発? 医薬品の選び方
病院で薬を処方してもらう際、「ジェネリックにしますか?」と聞かれることが増えました。安くなるのは嬉しいけれど、「安い分、効果が弱いのでは?」「先発品と何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。 今回は、知っているようで意外と知らない「先発医薬品」と「ジェネリック医薬品」の違い、そして最近注目されている「オーソライズド・ジェネリック」について分かりやすく解説します。
1. ジェネリック医薬品は「安かろう悪かろう」ではない
ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品の特許が切れた後に販売されるお薬です。
先発品が膨大な開発費と時間をかけて作った「レシピ」を元に製造するため、
開発コストを大幅に抑えることができます。
その分、価格が安く設定されているのです。厚生労働省の厳しい審査をクリアし、
先発品と同等の効き目があることが証明されたものだけが販売されています。
2. 「全く同じ」ではないからこその工夫
ジェネリックは有効成分こそ同じですが、お薬を固めるための「添加物」や
「コーティング」などは、メーカーごとに異なる場合があります。
これは必ずしもデメリットではありません。
飲みやすさの向上
錠剤を小さくしたり、苦味を抑えたりして、
高齢者や子供が飲みやすいよう工夫されているものがあります。
保管のしやすさ
湿気に強いシートに変更するなど、扱いやすさが進化している場合もあります。
3. 最も先発品に近い「オーソライズド・ジェネリック(AG)」
「成分だけでなく、添加物や製法も先発品と同じものがいい」という方には、
オーソライズド・ジェネリック(AG)という選択肢があります。
これは先発メーカーから公認(オーソライズ)を受けて製造されるお薬です。
「中身は先発品とほぼ同じなのに、価格はジェネリック」という
いわば“ブランド公認のジェネリック”です。
4. 2024年10月から変わった「お薬代」の仕組み
最近、特に注意したいのが費用の仕組みの変化です。
2024年10月から、「ジェネリックがあるのに、あえて先発品を希望する場合」は、
選定療養という制度により、お薬代の差額の一部を自己負担(保険がきかない追加料金)として
支払うルールが始まりました。
ただし、以下の場合は追加料金はかかりません。
医療上の理由で医師が先発品を必要と判断した場合
ジェネリックの在庫が不足している場合
一部の特殊なお薬など
まとめ:迷ったら薬剤師さんに相談を
「自分にはどちらが合っているのか?」「今飲んでいる薬にAGはあるのか?」など、
少しでも気になることがあれば、ぜひ薬局の薬剤師さんに相談してみてください。
薬剤師さんは、お薬の成分だけでなく、飲みやすさや価格、最近の制度変更についても熟知しています。
納得して治療を続けるために、あなたにぴったりの選択肢を一緒に見つけてもらいましょう。
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