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500社を育てた経営の神様・渋沢栄一の真実」

500社を育てた経営の神様・渋沢栄一の真実」

26/01/16 07:41

渋沢栄一は約500の企業・団体の設立に関わり、日本近代経済の礎を築いた「経営の神様」である。彼が説いた「論語と算盤」は、道徳と利益の両立を重んじ、企業は社会のために存在すべきだという思想だ。銀行や証券制度の導入に加え、教育や福祉にも尽力し、経済と人づくりを結びつけた。その考え方は、短期利益に偏りがちな現代経営への重要な指針となり、今なお色あせない価値を持っている。

「利益の先に“志”を置け──500社を育てた経営の神様・渋沢栄一の真実」**

■ はじめに:なぜ今、渋沢栄一なのか

「経営の神様」と聞くと、松下幸之助や稲盛和夫を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、日本の近代経済の“土台”を築いた人物として、決して外せない存在が渋沢栄一です。
彼は一企業の創業者ではありません。約500もの企業・団体の設立と育成に関わった、日本資本主義の父とも呼ばれる人物です。

2024年には新一万円札の肖像にも選ばれ、その名は広く知られるようになりました。しかし、彼が本当に伝えたかった経営の本質まで理解されているかと言えば、まだ十分とは言えません。多くの場合、渋沢栄一は「偉大な歴史上の人物」「昔の道徳的経営者」として語られがちですが、その思想は決して過去のものではなく、むしろ現代社会が直面する課題に対する“処方箋”とも言える内容を含んでいます。

短期的な利益を追い求める経営、数字だけが評価基準となる組織運営、社会との関係性を見失った企業活動――。こうした問題が顕在化する今だからこそ、渋沢栄一の「経済と道徳の両立」という考え方は、改めて見直されるべき価値を持っています。彼は100年以上前に、企業は単なる金儲けの装置ではなく、社会を支え、人を育て、国の未来を形づくる存在であると喝破していました。

本コラムでは、渋沢栄一の生涯と思想をひもときながら、「なぜ彼は経営の神様と呼ばれるのか」、そして「現代経営に何を残したのか」を深く掘り下げていきます。歴史上の偉人としてではなく、今を生きる経営者・ビジネスパーソンに語りかける存在としての渋沢栄一の姿を、ぜひ感じ取っていただきたいと思います。

■ 武士から実業家へ──異色の出発点

渋沢栄一は1840年、現在の埼玉県深谷市にあたる農家の家に生まれました。若い頃は尊王攘夷思想に傾倒し、幕府を倒す側に立とうとした過激な時代もあります。
しかし転機となったのは、徳川昭武に随行して訪れたフランス留学でした。

欧州で彼が目の当たりにしたのは、王や貴族だけでなく、市民が経済活動を通じて国を支えている姿でした。
銀行、株式会社、証券制度、商業道徳――
それらが国家の繁栄を支える「仕組み」として機能していることに、彼は大きな衝撃を受けます。

ここで渋沢は確信します。
**「日本が近代国家として生き残るには、経済の力が不可欠だ」**と。

■ 第一国立銀行と株式会社の導入

明治維新後、渋沢栄一は官僚として大蔵省に入りますが、やがて官を辞し、実業の世界へ飛び込みます。
1873年に設立された**第一国立銀行(現・みずほ銀行の源流)**は、日本初の本格的な銀行であり、彼の思想を象徴する存在です。

ここで重要なのは、彼が単に「儲かる銀行」を作ろうとしたわけではない点です。
銀行を通じて、資金が健全に循環し、産業が育ち、人々の生活が豊かになる――
経済インフラとしての企業という考え方が、すでにそこにはありました。

その後も、
・東京証券取引所
・王子製紙
・大阪紡績
・東京ガス
・日本郵船
など、名だたる企業の設立・育成に関わり、日本経済の骨格を築いていきます。

■ 渋沢経営の核心「論語と算盤」

渋沢栄一の思想を語るうえで欠かせない言葉が、**「論語と算盤」**です。

  • 論語=道徳・倫理・人としての正しさ

  • 算盤=利益・数字・経済合理性

彼はこの二つは決して対立するものではなく、両立させなければならないと説きました。

「利益を追求すること自体は悪ではない。
しかし、道徳なき利益は、いずれ社会から見放される」

これは、短期的利益を追い求めがちな現代企業に対する、強烈な警鐘とも言える考え方です。
渋沢は、企業は社会の一部であり、社会から信頼されてこそ永続すると考えていました。

■ 利益の独占を否定した経営者

渋沢栄一のもう一つの特徴は、**「自分が経営の中心に居座らなかった」**ことです。
彼は創業後、ある程度軌道に乗ると、若い経営者や専門家に経営を任せ、自らは次の産業育成へと向かいました。

これは、
・企業は個人の私物ではない
・社会全体の発展のために存在する
という思想の表れです。

現代で言えば、ガバナンスやサステナビリティを先取りした考え方とも言えるでしょう。

■ 福祉・教育にも力を注いだ理由

渋沢栄一は、実業だけでなく、
・教育
・医療
・社会福祉
にも深く関わりました。

日本赤十字社、養育院、商業学校(後の一橋大学)など、その活動範囲は多岐にわたります。
彼は「経済が発展しても、人が育たなければ意味がない」と考えていました。

ここにも、単なる実業家ではなく、国家全体を見据えた経営者としての姿が表れています。

■ 現代経営に生きる渋沢思想

ESG経営、SDGs、人的資本経営――
これらは決して新しい概念ではありません。
渋沢栄一は100年以上前に、すでにその本質を語っていました。

・社会に必要とされる事業か
・人を幸せにする経営か
・次の世代に何を残すのか

これらの問いに向き合うことこそが、真の経営であると彼は教えています。

■ おわりに:経営とは「志の連鎖」である

渋沢栄一が遺した最大の功績は、企業の数ではありません。
「経営とは何のためにあるのか」という問いを、日本に根付かせたことです。

利益の先に、社会がある。
数字の先に、人がいる。

混迷する現代だからこそ、渋沢栄一の言葉と生き方は、強い示唆を与えてくれます。
経営とは、金儲けの技術ではなく、志を社会に実装する行為なのです。

Profile picture of 前田 恭宏
前田 恭宏
前田です

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