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徹底比較!リース・レンタル・割賦の「決定的違い」

徹底比較!リース・レンタル・割賦の「決定的違い」

26/01/30 15:52

設備導入の手段は主に3つあります。 ①リースは「長期賃借」。中途解約は原則不可ですが、初期費用不要で全額経費処理でき、キャッシュフロー温存に最適です。 ②レンタルは「短期利用」。割高ですが解約自由で保守も含まれ、一時的な需要に適します。 ③**割賦(ローン)**は「分割購入」。完済後に所有権が得られるため、耐用年数を超えて長く使い倒す場合に有利です。 選択の鍵は「期間・所有・資金」。中長期利用ならリース、スポットならレンタル、資産として残すなら割賦と、経営戦略に合わせて使い分けることが重要です。

徹底比較!リース・レンタル・割賦の「決定的違い」

まずは、それぞれの本質を短いフレーズで定義します。

  1. リース:長期間「借りる」契約(実質は購入に近い)

  2. レンタル:短期間「借りる」契約(手軽さ重視)

  3. 割賦(ローン):時間をかけて「買う」契約(所有権重視)

これらがどう違うのか、具体的なシチュエーション(例えば**「最新の高性能コピー機(複合機)」**を導入する場合)を例に挙げながら、5つの重要ポイントで比較していきましょう。

① 「所有権」は誰にある?——モノの持ち主問題

ここが最大のポイントです。誰のものになるかで、会計処理や愛着が変わります。

  • リースの場合:

所有権は**「リース会社」**にあります。あなたは契約期間中、それを使用する権利を持っているだけです。契約が終われば、原則として返却するか、再リース(延長)料を払って使い続けることになります。

Impact Note: 「自分のもの」にはなりませんが、固定資産税の支払いはリース会社が行うため、事務手間が省けるメリットがあります。

  • レンタルの場合:

これも所有権は**「レンタル会社」**にあります。あくまで在庫商品を一時的に借りている状態です。

  • 割賦(ローン)の場合:

支払いが完了すれば、所有権は**「あなた(自社)」**のものになります(※支払中は所有権留保される場合がありますが、実質的には資産として計上します)。

Impact Note: 最終的に「資産」として残したいなら、割賦一択です。

② 「契約期間」と「中途解約」——縛りのキツさ

「やっぱり要らなくなった」と言えるかどうか。ここはリスク管理の観点で重要です。

  • リース(ファイナンスリース)の場合:

【中途解約NG】が鉄則です。

原則として、契約期間(3年~7年など)の途中で解約することはできません。もし解約するなら、残りのリース料を一括で支払う(違約金)必要があります。


  • 例: 5年契約のコピー機を、2年で「不要になった」と言っても、残り3年分のお金は払わなければなりません。これがリースの「縛り」です。

  • レンタルの場合:

【いつでも解約OK】が基本です。

1日、1週間、1ヶ月など、必要な期間だけ借りられます。「プロジェクトが終わったから返す」が可能です。


  • 例: 選挙事務所やイベント会場のコピー機は、ほぼ100%レンタルです。

  • 割賦(ローン)の場合:

【一括返済すれば終了】です。

解約という概念ではなく、「残債を一括で支払って買い取る」形になります。モノは手元に残りますから、不要ならその後中古市場で売却することも可能です。

③ 「コスト」と「メンテナンス」——結局いくらかかる?

「月々の支払い」と「トータルコスト」は別物です。ここを間違えると損をします。

項目

リース

レンタル

割賦(ローン)

月額コスト

(標準的)

(割高)

(金利分上乗せ)

総支払額

購入より高い(金利・保険料込)

圧倒的に高い(短期間なら安い)

購入額+金利

修理・保守

自己負担(別途契約)

会社負担(込みが多い)

自己負担

  • ここが落とし穴!リースの保守

多くの人が勘違いしていますが、**ファイナンスリースの場合、修理費は「自己負担」**です。「借りているのに直すのは自分?」と驚かれますが、リースはあくまで「お金の代わりにモノを貸している(金融取引)」だからです。

※ただし、コピー機や社用車には「メンテナンス・リース」という保守込みの契約もあります。

  • レンタルの強み

レンタル料は高いですが、そこには「故障時の交換・修理費」が含まれていることがほとんど。面倒な管理をお金で解決するのがレンタルです。

④ 「税金」と「会計処理」——経理担当者の視点

経営者にとって最も関心が高いのが「節税効果」と「事務処理」です。

  • リースのメリット(全額経費):

毎月のリース料は、全額「経費(賃借料)」として処理できます(中小企業の場合)。減価償却という複雑な計算が不要で、コスト管理が非常に楽です。 また、初期費用(頭金)が不要なため、「キャッシュフロー(手元の現金)」を温存できます。これが最大のメリットです。

  • レンタルのメリット(全額経費):

こちらも全額「経費」です。オンバランス(資産計上)する必要が一切ないため、バランスシートをスリムに保てます。

  • 割賦(ローン)の注意点(減価償却):

買ったモノは「資産」として計上し、数年にわけて**「減価償却」**する必要があります。

月々のローン返済額=経費、ではありません!

「お金は出ていくのに、経費にできる額が少ない(または多い)」というズレが生じ、キャッシュフロー管理には注意が必要です。ただし、利息分は経費になります。

【実践編】あなたならどれを選ぶ? ケーススタディ

違いがわかったところで、具体的な選び方の基準を提示します。

CASE A: 新規オフィス開設。「最新のPCを20台、5年は使いたい」

👉 【リース】がおすすめ!

  • 理由: 20台を一括購入すると数百万円のキャッシュが消えます。リースなら月々の支払いで済み、資金を他の運転資金に回せます。PCは3〜5年で陳腐化するため、耐用年数に合わせたリース期間を設定し、期間終了後はまた新しいPCに入れ替えるのが賢い方法です。

CASE B: 建設現場の事務所。「半年間だけ使うプレハブと備品が欲しい」

👉 【レンタル】一択!

  • 理由: 5年も使いません。割高でも、半年後に「はい、返します」で済むレンタルが圧倒的に合理的。保管場所や廃棄処分の手間もゼロです。

CASE C: 運送業。「トラックを導入し、10年以上長く乗り潰したい」

👉 【割賦(ローン)】または【現金購入】!

  • 理由: リース期間(通常5-6年)が終わった後も使い続けたい場合、再リース料を払い続けるのは無駄です。長く使うなら、自分の資産にしてしまった方がトータルコストは安くなります。

    まとめ: 意思決定の「黄金ルール」

    最後に、迷った時の判断基準をシンプルにまとめます。

    1. 「所有」にこだわるか?

      • 長く使い倒す、改造したい、資産にしたい 👉 割賦(ローン)

      • 使う機能だけが欲しい、所有の手間はいらない 👉 リース

    2. 「期間」はどれくらいか?

      • 半年未満のスポット利用 👉 レンタル

      • 3年〜法定耐用年数程度の中長期 👉 リース

    3. 「キャッシュ」をどう守るか?

      • 手元資金を減らしたくない、月々の支払いを平準化したい 👉 リース

    「モノを買う」という行為ひとつとっても、その手段を変えるだけで、会社の財務体質は劇的に変わります。

    目先の金額だけでなく、**「期間・リスク・税務」**の3点を天秤にかけ、あなたのビジネスに最適なプランを選んでください。

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前田 恭宏
前田です

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