
建設現場の“血管”を支える最強の裏方「ネグロス電工」とは?
建設現場の「名脇役」ことネグロス電工は、電気配線や配管を固定する支持材の業界最大手メーカーです。「カタログになければ世の中にない」と言われる圧倒的な品揃えと、職人の負担を減らす「省施工」技術で、日本のインフラを天井裏から支えています。 また、地震に強い耐震支持システムは、災害時の建物機能維持(BCP)に不可欠です。普段目にすることはありませんが、建物の血管を守り、私たちの安全と快適な暮らしを下支えする、誇り高き「最強の裏方」企業です。
建設現場の“血管”を支える最強の裏方「ネグロス電工」とは?
~天井裏のジャングルを整える、職人たちの頼れる相棒~
私たちが普段何気なく過ごしているオフィスビル、商業施設、そして工場や病院。その快適な空間の裏側には、決して表には出ないけれど、建物が生き続けるために不可欠な「血管」が張り巡らされています。それは、電気を送るケーブルや、水や空気を運ぶ配管です。
もし、天井裏や床下を覗くことができたら、そこには驚くほど複雑な設備の世界が広がっています。その複雑な「血管」を、整然と、安全に、そして確実に支え続けているメーカーがあります。それが今回ご紹介する**「ネグロス電工株式会社」**です。
一般の方には馴染みが薄いかもしれませんが、建設・電気設備業界で「ネグロス」と言えば、まさに絶対的な信頼を誇るトップブランド。今回は、日本の建設現場を下支えするこの企業の凄みに迫ります。
1. 業界シェアNo.1、現場で見かける「黄色い箱」の正体
建設現場や改修工事の現場を通りかかったとき、鮮やかなオレンジや黄色のダンボール箱が積まれているのを見たことはないでしょうか? それこそがネグロス電工の製品です。
ネグロス電工は、主に**「電路支持材(ケーブルラックなど)」や「配管支持金具」、「吊り金具」**などを製造・販売しているメーカーです。創業から70年以上にわたり、電気工事の現場に寄り添い続けてきました。
なぜこれほど選ばれるのか?
最大の理由は、**「圧倒的な品揃え」と「現場対応力」**にあります。 日本の建物は構造も材質も千差万別です。鉄骨(H形鋼)の形、コンクリートの厚さ、吊り下げるものの重さ……現場ごとのあらゆる条件に適合するため、ネグロス電工は数万点にも及ぶ膨大な製品ラインナップを持っています。
「ネグロスのカタログに無ければ、世の中に無い」
職人さんたちの間で、半ば冗談、半ば本気でそう言われるほどの網羅性を誇ります。「どんな難所でも、ネグロスの金具を使えばなんとかなる」という安心感が、現場の支持を不動のものにしています。
2. 建物の「血管」を守る、主力製品たち
ネグロス電工が支えているのは、単なる「重さ」だけではありません。電気と情報のインフラを支えています。
① ケーブルラック(電気の高速道路)
大規模なビルや工場では、数百本、数千本もの電気ケーブルが走ります。これらを束ねて放置すれば、メンテナンスができないばかりか、熱を持って火災の原因にもなりかねません。 ネグロス電工の主力製品である「ケーブルラック」は、これら大量のケーブルを整然と並べ、目的地まで運ぶための「高速道路」の役割を果たします。軽量で丈夫なアルミ製や、サビに強いステンレス製など、環境に合わせた製品が、今日も天井裏で電気の流れを守っています。
② パイラック・吊り金具(変幻自在のジョイント)
鉄骨の柱や梁(はり)に、ドリルで穴を開けることは建物の強度を下げるため、基本的には許されません。では、どうやって配管やケーブルを固定するのでしょうか? そこで活躍するのが、鉄骨をクリップのように挟み込んで固定する支持金具です。ネグロス電工の代名詞とも言える**「パイラック」**シリーズを筆頭に、溶接も穴あけもせずに強固な支持点を作る技術は、日本の建設スピードを劇的に向上させました。
3. 「人手不足」という社会課題への挑戦
現在、建設業界は深刻な人手不足と高齢化に直面しています。「いかに早く、楽に、正確に施工できるか」が、メーカーに求められる最大のミッションです。
ネグロス電工はこの課題に対し、**「省施工(しょうせこう)」**という答えを出し続けています。
ナットやボルトを回す回数を減らす工夫
ワンタッチで仮止めできる機構
工具を使わずに手で固定できるパーツ
例えば、従来はボルトを2本締めなければならなかった作業を、爪を折り曲げるだけのワンタッチ施工に変える。たった数秒の短縮ですが、数千個の金具を取り付ける現場では、それが「数日間の工期短縮」と「職人の疲労軽減」につながります。 ネグロス電工の製品開発は、常に**「現場の職人の苦労を減らすこと」**が出発点になっているのです。
4. 地震大国日本における「防災」の要
日本において避けて通れないのが地震のリスクです。 東日本大震災や阪神・淡路大震災では、建物自体は倒壊しなくても、天井裏の配管やケーブルラックが脱落し、電気や水が寸断されることで建物の機能が失われるケースが多発しました。また、落ちてきた設備材で避難路が塞がれる危険もあります。
ネグロス電工は、業界に先駆けて**「耐震支持」**の研究に取り組んできました。 独自の振動実験施設を持ち、激しい揺れでもケーブルラックや配管が落ちないための「耐震ブレース(筋交い)」や補強金具を開発しています。
今や、病院やデータセンター、避難所となる学校などの重要施設において、ネグロス電工の耐震システムは**BCP(事業継続計画)**の観点から必須の存在となっています。災害時、電気が消えずに医療機器が動き続ける背景には、激しい揺れに耐えたネグロスの金具があるのです。
5. まとめ:見えない場所から、未来を支える
完成した美しいビルの内装を見ても、私たちはその壁の向こう側を意識することはほとんどありません。しかし、私たちが照明のスイッチを入れ、蛇口をひねり、快適にWi-Fiを使えるのは、見えない場所でネグロス電工の製品がインフラをガッチリと掴んで離さないからです。
多種多様な現場に対応するラインナップ
職人を助ける省施工のアイデア
命と機能を守る耐震技術
これらを武器に、ネグロス電工は今日も日本のどこかの現場で、職人さんと共に汗をかいています。 もし、街中で建設中のビルを見かけたり、電気工事のトラックを見かけたりしたときは、その奥にある「黄色い箱」と、社会を支える質実剛健なメーカーのことを思い出してみてください。
ネグロス電工は、文字通り**「日本の建設を下支えする」**、誇り高き裏方なのです。
【参考リンク】 ネグロス電工株式会社 公式サイト https://www.negurosu.co.jp/
前田 恭宏
前田です
