
エコキュート(エコQ)の正しいメンテナンス方法|寿命を延ばし電気代を抑えるポイントを解説
オール電化住宅の普及とともに、多くの家庭で導入されているエコキュート(エコQ)。 省エネ性に優れ、光熱費削減に貢献する給湯設備ですが、定期的なメンテナンスを怠ると故障や電気代増加の原因になります。 本記事では、 • エコキュートのメンテナンスが必要な理由 • 自分でできる日常・定期メンテナンス方法 • 専門業者に依頼すべき点検内容 • メンテナンス不足によるトラブル事例 をわかりやすく解説します。
エコキュートにメンテナンスが必要な理由
エコキュートは「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」で構成される精密な設備です。
内部では水・お湯・冷媒・電気が複雑に制御されており、汚れ・水垢・部品劣化が進むと性能が低下します。
メンテナンス不足で起こりやすい問題
お湯がぬるい・湯量が足りない
電気代が以前より高くなる
エラー表示が頻発する
水漏れ・異音が発生する
特に貯湯タンク内に溜まる水垢や不純物は、放置すると寿命を大きく縮めます。
日常的にできるエコキュートのメンテナンス(月1回目安)
リモコン表示・動作チェック
エラーコードが出ていないか
設定温度どおりにお湯が出るか
異音・異臭がしないか
異常がある場合は、取扱説明書のエラー内容を確認し、早めに対応しましょう。
配管・本体まわりの目視点検
配管から水漏れしていないか
保温材が破れていないか
雑草やゴミがヒートポンプ周囲を塞いでいないか
特に冬場は凍結防止対策として重要です。
半年~1年に1回行いたい重要メンテナンス
逃し弁(安全弁)の点検
逃し弁は、タンク内圧力を逃がす重要な安全装置です。
固着すると重大な故障につながります。
点検方法
給湯を停止
逃し弁レバーをゆっくり操作
水が正常に出るか確認
元に戻す
水が出ない・止まらない場合は、専門業者への相談が必要です。
貯湯タンクの排水・洗浄(非常に重要)
エコキュートの寿命を左右するのが年1回の排水洗浄です。
タンク底部には水垢・砂・不純物が沈殿し、これを放置すると腐食や性能低下の原因になります。
簡易排水手順
給水元栓を閉める
排水栓を開けて数分排水
再度給水して完了
これだけでも内部環境は大きく改善されます。
ストレーナー(フィルター)清掃
給水口や追い焚き配管にはフィルターがあり、ゴミや砂が溜まりやすくなっています。
取り外して水洗い
ブラシで軽く清掃
詰まりを防ぐことで、給湯効率を維持できます。
専門業者に依頼すべきメンテナンス内容
ヒートポンプユニットの点検
ヒートポンプはエコキュートの心臓部です。
熱交換器の汚れ
ファン・コンプレッサーの劣化
冷媒圧力チェック
これらは資格が必要な作業のため、DIYは不可です。
設置10年前後で検討したい点検・更新
一般的なエコキュートの寿命は10~15年とされています。
以下の症状が出始めたら注意が必要です。
電気代が急に上がる
エラーが頻発する
お湯切れが早くなる
早めの点検・更新検討が、突然の故障を防ぎます。
メンテナンスを怠った場合のリスク
突然お湯が使えなくなる
修理費用が高額になる
冬場の故障で生活に大きな支障
タンク破損による水害リスク
「まだ使えるから大丈夫」と思っている間に、内部劣化は確実に進行します。
エコキュートメンテナンス頻度まとめ
メンテナンス項目 | 頻度 | 自分で可能 |
リモコン・動作確認 | 月1回 | 〇 |
配管目視点検 | 月1回 | 〇 |
逃し弁点検 | 年1回 | 〇 |
タンク排水 | 年1回 | 〇 |
フィルター清掃 | 年1回 | 〇 |
ヒートポンプ点検 | 数年 | ✕ |
まとめ|正しいメンテナンスでエコキュートは長持ちする
エコキュート(エコQ)は、
定期的なメンテナンスを行えば10年以上安心して使える設備です。
特に重要なのは
年1回の排水洗浄
逃し弁の点検
電気代や湯量の変化に気づくこと
「壊れてから修理」ではなく、
壊れないためのメンテナンスを意識しましょう。
小原 一馬
経営企画室
