
非常用発電機の価格相場は!?
非常用発電機の導入予算は、本体価格と工事費の総額で考える必要があります。本体価格は10kWで約100万円、500kWでは2000~4000万円と容量・仕様で大きく変動します。さらに工事費は、地上・屋上・室内といった設置場所や搬入条件により大幅に変わるため、正確な算出には現地調査が不可欠です。 予算取りから正式見積まで、失敗しない導入にはプロの判断が重要です。詳細な概算や現地調査のご依頼は、小川電機株式会社の担当:前田(1級電気施工管理技士)まで。フリーダイヤル:0120-855-086へお気軽にご相談ください。
非常用発電機の価格相場は!? 容量別概算から設置工事の注意点まで徹底解説
「BCP対策として非常用発電機を導入したいが、ネットで検索しても明確な価格が出てこない」 「ビルオーナーとして予算取りをしたいが、相場が全く読めない」
このようなお悩みをお持ちのオーナー様、施設管理者様は多いのではないでしょうか。 非常用発電機は、家電製品のように「定価」や「実勢価格」が一律に決まっているものではありません。建物の規模、設置場所、そして求めるスペックによって、その費用は数百万円単位で変動します。
今回は、数多くの現場を手掛けてきた施工のプロの視点から、**「本体価格の概算目安」と、意外と見落とされがちな「設置工事費の変動要因」**について、詳しく解説します。
1. まずは知りたい「本体価格」の概算目安
まず、皆様が最も知りたいであろう「本体機器のみ」の価格相場についてお話しします。 非常用発電機は、出力(容量)によって価格が大きく異なります。あくまで一般的なディーゼルエンジン式(防音型)の目安となりますが、以下のようなイメージを持っていただければ予算の「桁」を間違えることはないでしょう。
【小規模・低圧】10kWクラス
相場:約 100万円 前後
用途: 小規模なクリニック、コンビニ、事務所のセキュリティや照明維持など。
特徴: コンパクトで設置スペースをあまり取りませんが、動かせる機器は限られます。
【中規模】50kW ~ 100kWクラス
相場:約 400万円 ~ 800万円 前後
用途: 中規模テナントビル、老人福祉施設、工場の重要設備の一部バックアップなど。
特徴: エレベーターの非常時稼働や、給水ポンプの稼働などを視野に入れる場合、このクラス以上が必要になるケースが多いです。
【大規模・高圧】500kWクラス
相場:約 2,000万円 ~ 4,000万円 前後
用途: 大型商業施設、総合病院、大規模データセンター、高層ビルなど。
特徴: 高圧受電設備に対応する大型機です。このクラスになると、仕様(長時間運転対応、塩害対策、超低騒音型など)によって、価格が「倍近く」変わることも珍しくありません。
ここがポイント! 上記はあくまで「本体価格」です。ここに「搬入費」「設置工事費」「申請費」「届出費」などが加算されます。 また、昨今の資材価格高騰や半導体不足の影響により、メーカーや時期によって価格変動が激しいのが実情です。
2. なぜ「工事費」は一概に言えないのか?
「本体価格は大体わかった。では、工事費込みでいくら?」 ここでお答えしたいのが、**「現地状況により全く異なるため、現地調査なしでは無責任な数字を出せない」**という点です。
非常用発電機の設置工事は、単に「置いて、線を繋ぐ」だけではありません。設置場所の条件によって、工事費が本体価格の20%で済むこともあれば、状況によっては本体価格と同等、あるいはそれ以上かかるケースさえあります。
費用を大きく左右する「3つの設置パターン」を見てみましょう。
① 地上設置(屋外・平地)
最もコストを抑えやすいパターンです。
メリット: クレーン車が横付けできれば搬入が容易。基礎工事も標準的なもので済みます。
コスト要因: フェンスの設置が必要な場合や、地盤が緩い場合の地盤改良が必要になると費用が上がります。
② 建屋屋上設置
都市部のビルで最も多いパターンですが、コストは高くなります。
難易度: 「揚重(ようじゅう)」のコストがかかります。大型のレッカー車を手配する必要があり、前面道路の通行許可申請や、ガードマンの配置が必要です。
コスト要因: 屋上の床が発電機の重量(数トン〜十数トン)に耐えられるかどうかの「強度計算」が必要です。場合によっては、鉄骨による架台補強工事が別途発生します。
③ 建屋室内設置(地下や機械室)
最も難易度が高く、コストがかさむ傾向にあります。
難易度: 搬入経路の確保が最大の課題です。狭い通路を通すために発電機を分解して搬入し、室内で再組み立てをする必要がある場合、人工(人件費)が跳ね上がります。
コスト要因:
給排気設備: エンジンは大量の空気を吸い込み、熱い排気ガスを出します。専用のダクト工事や換気ファンの設置が必須です。
ラジエーター: 冷却方式によっては、ラジエーターを屋外に別置きにする配管工事が必要になります。
3. 本体・工事以外にかかる「見えないコスト」
見積もりを依頼する際、以下の費用が含まれているか、または別途必要かを確認する必要があります。これらを含んだトータルコストで予算を組むことが重要です。
消防署・行政への申請費用: 非常用発電機は消防法や電気事業法に関わる重要設備です。設置にあたり、官公庁への複雑な届出や認可が必要です。
試運転調整費: 設置後、正常に稼働するか、負荷試験などを行う費用です。
燃料費: 最初のタンク満タン分の燃料代です。大型機になると数千リットル入るため、馬鹿になりません。
防災・騒音対策: 近隣が住宅地の場合、標準仕様ではなく「超低騒音型」を選定したり、防音壁を設置したりする配慮が必要です。
4. 概算から正式見積もりまでの流れ
正確な予算を把握し、社内の決裁を通すためには、以下のステップを踏むのが最短ルートです。
STEP 1:お問い合わせ・ヒアリング
まずは、建物の用途、必要な電気容量(何を動かしたいか)、設置希望場所をお知らせください。「何kW必要かわからない」という場合でも、現在ご使用の受電設備容量や図面から推測が可能です。
STEP 2:現地調査(必須)
ここが最も重要です。専門の技術者が現地へ伺います。
搬入経路(トラックが入れるか、クレーンが立つか)
設置場所の強度とスペース
配線ルート(分電盤までの距離と経路)
近隣環境(騒音・排気の影響) これらを詳細にチェックします。この調査を行わない「机上の見積もり」は、後から追加費用が発生するリスクが高いため、弊社ではおすすめしていません。
STEP 3:機種選定・概算見積もり
現地調査の結果に基づき、最適なメーカーと機種を選定し、工事費を含めたお見積もりを作成します。この段階で、松・竹・梅のようなプラン比較も可能です。
STEP 4:正式見積もり・工程表提出
詳細な仕様が固まり次第、正式な見積書と、工事にかかる期間(工程表)を提出します。補助金等の申請をお考えの場合は、この段階での書類作成サポートも行います。
5. 最後に:失敗しないためのパートナー選び
非常用発電機は「いざという時」に動かなければ、何千万円かけて設置しても意味がありません。また、一度設置すれば20年、30年と付き合っていく設備です。
だからこそ、単に「価格が安い」だけでなく、「設置後のメンテナンス」や「消防法・電気事業法への精通度」、そして何より**「現場を知り尽くした施工管理能力」**を持った業者を選ぶことが、トータルコストを抑える鍵となります。
「まずは大体の金額を知りたい」 「屋上に置けるか見てほしい」 「他社の見積もりが適正か知りたい」
どのような段階でも構いません。電気と設備のプロフェッショナルが、オーナー様の立場に立って最適なプランをご提案いたします。
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前田 恭宏
前田です
