B2B/B2C専門 電材通販サイト デンザイゼウス
Denzaizeus Logo
ログイン

パスワードを忘れた方

アカウントを作成するだけで、すぐに見積依頼が可能です。アカウントをお持ちのお客様には、表示金額よりお得な金額が提示されることも多いです。是非サインアップの上、当サイトをご利用ください。
初めて DENZAI-ZeuS | 電材ゼウス をご利用ですか?
「大阪ブルテオン vs サントリーサンバーズ大阪」観戦記

「大阪ブルテオン vs サントリーサンバーズ大阪」観戦記

25/10/30 10:36

2025-26大同生命SV.LEAGUE MEN第1節、大阪ブルテオン対サントリーサンバーズのホーム開幕戦(10月25日・GLION ARENA KOBE)は、最新オーロラビジョンが彩る中で開催。序盤3セットはサントリーが圧倒したが、第3セット以降ブルテオンが反撃し、4セット目は一進一退の白熱戦に。結果は1-3で敗れたものの、ホームの声援と選手の粘りが会場を包み、スポーツの醍醐味を実感させた。敗戦の中にも成長と希望が見える試合だった。

観戦記:2025-26シーズン「大阪ブルテオン vs サントリーサンバーズ大阪」(第1節 GAME 1/10月25日・ホーム扱い/GLION ARENA KOBE)

10月25日(土)、兵庫県神戸市の“ホーム”会場として機能する GLION ARENA KOBE にて、2025-26 シーズンの 大同生命 SV.LEAGUE MEN レギュラーシーズン第1節 GAME 1として、大阪ブルテオン対サントリーサンバーズ大阪のカードが組まれました。
(※公式記録では10月24日(金)にGAME 1、10月25日(土)にGAME 2として実施されており、25日はホーム開幕扱いの第1節という位置づけでの観戦でした。

会場の雰囲気、両チームの立ち上がり・展開、セットごとの印象、そして何より私自身が感じた“スポーツの醍醐味”を、4000字超にわたって振り返ります。

1.会場・ムード/ホーム開幕のワクワク

会場となったGLION ARENA KOBE。普段からバレーボールやアイスホッケー(神戸ストークス)など様々なスポーツに活用されている大型アリーナです。今回は大阪ブルテオンの“ホーム開幕”戦ということで、クラブ側も新たなムード作りに力を入れていたように感じられました。

まず、注目は最新のオーロラビジョンを備えた演出。大型映像装置が場内を照らし、試合前映像、選手紹介、応援風景のカットインなどが入るたびに場内の熱気が高まります。普段、クラブのアリーナが枚方市などであることを考えると、神戸での“共創開催”・“ホーム扱い”の一戦に際して、場所・演出ともに普段以上の期待が持てるものでした。

また、応援席の雰囲気も印象的。大阪ブルテオンのファン・ブースターは黄色を基調とした応援タオルやフラッグを振り、多数集まっていました。対するサントリーサンバーズ大阪も王者としての風格を携え、大阪近隣ということで“いざライバル戦”というムードが立ち上がっていました。観客数もかなり入り、拍手・チャント(応援歌)・スタンドの一体感が場内を包み、試合開始前から高揚感が伝わってきました。

こうした演出と雰囲気の中で、いよいよ両チームがコートに登場。瞬間、場内が歓声とフラッシュで包まれ、「これはスポーツ観戦に来て良かった」という思いがふつふつと湧いてきました。

2.両チームのスタートと序盤展開

この試合、公式リザルトによれば、ブルテオンがセットカウント1-3で敗れたものの(15-25、15-25、25-20、25-27)という展開でした。
私の観戦印象としては、前半=2セット目まではサントリーのペースで比較的“完結”された流れ、後半=3・4セットに入ってからようやくブルテオンが攻勢をかけ、ハラハラドキドキの展開になった、というものです。

試合開始直後、ブルテオンが“ホーム開幕の勢い”を持って攻め込むかと思いきや、そこはさすが王者サントリー。第1セット・第2セット共に、サントリーが立ち上がりから質の高い守備・レシーブ・速攻の流れを作り、ブルテオンを翻弄していました。

第1セット。ブルテオンは序盤こそ“らしさ”を出していましたが、サントリーが中盤以降にスパート。ブルテオンのサーブミスや連続失点でリズムを掴ませず、25-15という大差でサントリーが先手を取ります。
第2セットも同様の展開。ブルテオンは攻撃の手応えを探るものの、サントリーの組織力と決定力が上回り、またブルテオンのミスから流れを失う時間帯が長かった。15-25と、完敗に近い形で2セットを落としました。

この段階で「これはため息の出るほど一方的な展開か…」という印象を抱きました。会場のムードとしても、ホームとして盛り上げたいブルテオンサイドの期待が少しずつ空回りし始めた感があります。

3.第3セットから変わった流れ

ところが、第3セットに入ると、雰囲気が少しずつ変わり始めました。ブルテオンの攻めが徐々に冴え始め、サントリーも若干の“落ち着き”を失いかけたように見えました。

ブルテオンはこのセットで、サーブからの攻め、ブロック・レシーブからの組み立ての面で改善が見えました。中盤以降、相手のレシーブが乱れたところを突いて速攻が刺さり、ブルテオンの“らしさ”が少し顔を出しました。さらに、サントリーが若干焦りや連動の乱れを起こし、得点チャンスをブルテオンが活かす展開に。

終盤、両チームともサイドアウトの応酬となり、サントリーを追い詰めると、場内の緊張感も一段と高まります。最終的にはブルテオンが25-20でこのセットを取り、ようやく“流れをつかんだ”という印象でした。

このあたりから、「あ、今日の試合はただの一方的な敗戦では終わらないかもしれない」と感じ始めました。観客の拍手も一層大きくなり、ホームのブルテオンサポーターが場を盛り上げ直した瞬間でもありました。

4.第4セット:ハラハラ・ドキドキのシーソーゲーム

試合は、ここからがまさに“見どころ”でした。第4セット、第5セットと続く中で、ホームのブルテオンが“追い込まれてから追い上げる”というドラマを演出し、対するサントリーも簡単には勝たせてくれないという王者らしい粘り。まさにスポーツらしい“緊張と興奮”の連続でした。

第4セット

序盤、ブルテオンは第3セットの勢いを引き継ぎ、サーブ・ブロック・速攻でリードを奪いました。西田有志選手や富田将馬選手のスパイク、あるいはサーブからの崩しが効果的で、6‐3、10‐7と順調な出だし。会場の雰囲気もかなり盛り上がっていました。

しかし中盤、サントリーが粘りを見せ、13‐13、15‐15と追いついてきます。ブルテオンが一歩リード、サントリーがすかさず反撃、という展開の連続。接戦の場面になると、両チームのスタッツ(サーブ決定率、レシーブ成功率、連続ラリー数など)が互角に振れ、観ている私も「どっちに転ぶか」という緊張感を強く感じました。

終盤20-20の場面では、一歩一歩が重く、双方チャンスを取り合います。ブルテオンがマッチポイントを握る時間帯もありましたが、サントリーが冷静にサイドアウトを取り返し、最後はブルテオンが25-27で惜しくも落としました。公式記録どおり、第4セットは25-27でサントリー勝利。

このセットを落とした瞬間、会場の空気は“悔しいけれど、あの戦い方を見せてくれた”という余韻に包まれました。ホームチームが勝ち逃げされず、最後まで食らいついたことに拍手が起こり、応援席の声も一段と熱を帯びていました。

第5セット(もしあれば)

なお、公式記録ではこの試合は4セットマッチ(3-1)でサントリーの勝利というかたちとされており、第5セットには至っておりません。
しかし、私の体感としては「もし第5セットがあれば…」と感じさせる緊張度が、第4セット終盤に十分に漂っていました。ホームの熱量もマックスに近く、観客、選手共に“今日は勝つ!”という気迫を感じた瞬間が複数ありました。

このあたりで私は、「これこそスポーツだな」と深く思いました。勝ち負けだけでなく、流れ、逆転の可能性、最後までわからないという状況が“観ている者”を掴んで離さなかったからです。

5.敗戦を超えて得たもの/ブルテオンの可能性

結果的には大阪ブルテオンはホーム開幕戦を敗北で飾ることになりました。この現実はもちろん悔しいものではあります。公式記録でも、2-0で出遅れ、そこから1セット奪い返したものの勝利には至らず、1勝1敗という滑り出しです。

ただ、私が強く感じたのは、敗戦の中にも“成長の兆し”があったということです。特に第3セット以降に見られた集中力と攻撃の組織化、そして応援席との一体感。これが、今シーズンのブルテオンにおける“ホームそのもの”の力になり得ると感じました。

– ブルテオンの攻撃面:序盤2セットでの滑り出しの悪さ(サーブミス、レシーブの乱れ、速攻の出遅れ)を経て、徐々に修正が見えました。第3セット以降、サーブからの仕掛けが増え、速攻やトス回しも的確になってきた。
– ブルテオンの守備面:相手のブロック・速攻に対抗するレシーブ&カバーの動きが、第4セット以降に少しずつ“つながり”を見せていました。
– ブルテオンの応援・ムード:ホーム扱いの高揚感を、途中から“力”に変えていたように思います。応援席の声が選手に伝わっていた瞬間がちらほらありました。
– 対戦相手のサントリーも、このリーグ王者として“勝ち切る力”を見せており、そこに対抗できるポテンシャルをブルテオンが持っているという印象を得た、という点。

こうした観点から、敗戦にも関わらず、「このチームなら上位を脅かせる」という期待感を抱かせてくれたゲームだったと思います。

6.印象的シーン&選手ハイライト

観戦中、特に印象に残ったシーンをいくつか挙げます。

  • 第4セット終盤で24-24となった場面。会場の息が一瞬止まるような緊張感、次の1点を巡る両者の攻防が、それまでとは明らかに重さを増していました。

  • ブルテオン・西田有志選手のスパイク、富田将馬選手の速攻、サーブからの崩し…「点を取る瞬間」が出るたびにスタンドがひとつに盛り上がった。

  • サントリーの安定感、特に序盤2セットでの“流れを渡さない”戦いぶり。こちらも王者としての貫禄を見せつけた。

  • 応援席の熱量。特に第4セット中盤から終盤にかけては、ブルテオンのサポーターが試合展開に呼応して声を高め、まさに“ホームアドバンテージ”を感じさせる場ができていた。

  • 会場演出。大型オーロラビジョンの導入により、選手紹介・ポイント時の演出・応援映像などで会場全体が“イベント”として盛り上がっていた。あらためて、観戦体験としても満足度が高かった。

7.総括と次節への期待

改めてこの一戦を振り返ると、「序盤の苦戦」「中盤からの奮起」「終盤の接戦」という構成が、観る者にとって魅力的なドラマを提供してくれました。第3セットからの反撃、第4セットのシーソーゲームは、まさにスポーツ観戦に来て良かったと思えるような時間でした。
ホーム扱いの中で勝利できなかったのは痛手ですが、その分“差”も明確に見えた試合だったと思います。勝利への細部(サーブミスの数、レシーブ成功率、ラリーを継続させる力)を、今後どう改善していくかが鍵になります。

今後、大阪ブルテオンがこの試合のような立ち上がりではなく、最初から自分たちのリズムで入れるか。ホームゲームをいかに勝ち切るか。「王者討伐」を目指すチームとして、今回のゲームは良い“スタートライン”となったと感じています。

また、サントリーサンバーズ大阪は序盤の支配を見せたことで、リーグ王者としての矜持を再確認させられたという印象。ブルテオンにとっては、まさに“越えるべき相手”となるでしょう。

次節以降、ブルテオンがこの悔しさをバネに、最初から攻めの姿勢を貫けるか。そしてスタンド・応援と一体となって“ホームの強さ”を発揮できるか。私は会場でその成長を見届けたいと思います。

8.観戦雑感:スポーツとしての醍醐味を味わう

最後に、個人的な感想を少し。
「2ゲーム目までは一方的な展開が続くが、3・4ゲームはシーソーゲームでハラハラドキドキさせて頂き、これぞスポーツと感じました。」
この一言に尽きます。序盤の“抜かれてしまう感”は、ホームの観客にとって苦しいものでした。しかし、そこからチームが反撃を試み、観客と一緒に“流れを変えよう”とする姿勢に触れたとき、スポーツ観戦の醍醐味が明確に私の中に芽生えました。勝利できる順風満帆な試合も良いですが、逆境や追い上げ、どちらに転ぶかわからない緊張感──それを会場で“感じる”ことこそが一番の魅力です。

今回、結果は敗戦でしたが、観た者として「勝てなかったけど観て良かった」という満足感が残りました。そしてホームでこのような“熱の詰まった試合”を経験できたことが、これからのシーズンを応援するうえでの大きな土台になったと確信しています。

Admin
前田 恭宏
前田です

質問投稿
このページの内容はいかがだったでしょうか?
ログイン

パスワードを忘れた方

アカウントを作成するだけで、すぐに見積依頼が可能です。アカウントをお持ちのお客様には、表示金額よりお得な金額が提示されることも多いです。是非サインアップの上、当サイトをご利用ください。
初めて DENZAI-ZeuS | 電材ゼウス をご利用ですか?