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アース工事の施工手順と注意点|正しい接地で感電・故障を防ぐ

アース工事の施工手順と注意点|正しい接地で感電・故障を防ぐ

26/02/19 09:27

アース工事(接地工事)は、感電事故・漏電火災・機器故障を防ぐための重要な安全工事です。 しかし、手順やポイントを誤ると「アースを取っているのに危険」という状態にもなりかねません。 本記事では、アース工事の正しい施工手順と、現場で特に注意すべきポイントを、初心者にも分かりやすく解説します。

アース工事とは?

アース工事は、電気設備や機器の金属部分を大地と電気的につなぐ作業です。漏電や異常電圧が発生した際、電気を人体でなく地面へ逃がすことで安全を確保します。

アース工事の基本施工手順

  1. 接地工事の種類を確認する

    接地種別

    主な用途

    D種

    一般住宅・家電・エアコン

    C種

    業務用機器・金属外箱

    B種

    高圧設備

    A種

    特別高圧設備

    ※一般住宅やエアコン工事では、ほとんどがD種接地工事です。

  2. 接地極(アース棒)を設置する

    • 銅製または銅被覆鋼製のアース棒(通常1.0〜1.5m)を使用

    • 湿った土壌を選択(乾燥地・砂利は避ける)

    • ハンマーや電動工具で垂直に地面へ打ち込む

  3. アース線を接続する

    • IV線・緑色被覆を使用、太さ1.6mm以上(D種)

    • 接続部には圧着端子を使用し、緩み防止処理を行う

  4. 接地抵抗を測定する

    • D種接地は100Ω以下が基準

    • 接地抵抗計で必ず測定

    • 基準値超過時はアース棒の増設や設置位置変更で対応

  5. 機器側アース端子へ接続

    • アース端子(⏚マーク)に接続

    • 塗装面は剥がして金属接触を確保

    • ワッシャーで導通性向上・適正な締付トルクで固定

アース工事での重要な注意点

  • 水道管・ガス管への接続は禁止
    水道管アースは原則禁止です(樹脂管の普及・感電、腐食リスクのため)。必ず専用の接地極を使用しましょう。

  • アース線の途中接続・延長は避ける
    途中での接続や延長は抵抗増加・断線・導通不良の原因になります。

  • 乾燥地への設置は避ける
    乾燥した場所では接地抵抗が高く効果が下がります。湿気のある場所を選定しましょう。

よくあるNG施工例

  • アース線が未接続のまま放置

  • 端子の締付不足

  • サビたアース棒の再利用

  • 接地抵抗測定を行わない

これらは事故や法令違反に繋がるため必ず避けてください。


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まとめ|アース工事は「施工+確認」が重要

アース工事は設置して終わりではありません。
正しい接地種別の選定
確実な施工
接地抵抗の測定と記録
これらを徹底して初めて安全な電気設備が完成します。

電源工事・エアコン工事・設備更新時は必ずアース工事の状態を確認し、「見えない安全対策」を確実に行いましょう。

Profile picture of 小原 一馬
小原 一馬
経営企画室

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